警察官のノンキャリアから、数万人に一人は、ほぼキャリアでしめる階級の警視長まで制度上はいけると聞いたことがあります。

Question

警察官のノンキャリアから、数万人に一人は、ほぼキャリアでしめる階級の警視長まで制度上はいけると聞いたことがあります。自衛官も水兵や二等兵から三尉（少尉）以上の士官（幹部）になることはできますか？
出来るとしたら何人に一人くらいですか？

Answer 1

警察官の場合はそうかもしれませんが…

自衛官の場合は初めから採用枠と昇進ルート等で
幹部(士官)は４タイプに厳格に差別化されている
下３タイプの階級上限が法令で定められている為
現在それ以上の昇進は絶対不可能になっています｡

Ａ級…防大.防医大卒業生
準Ａ級…一般大卒幹部候補生…天井は１佐〜将補？
Ｂ級…曹士(４０歳未満)からの飛び級…天井は２佐
Ｃ級…曹長(４０代)から幹部への昇進…天井は１尉

基本的にＡ級幹部しか将官には成れない体制です｡

準Ａ級の将補に関しては
女性初の将官である佐伯光さんの様な特別な人事
スペシャリスト人材でもなければ先ず無理ですね
佐伯光女史は医学博士号を持つ一流の外科医です｡

Ｂ級がいわゆる兵卒からの叩き上げの士官ですね
年功序列的にも３曹(２０代)〜２曹(３０代)からの
飛び級制度になります｡

天井は２佐ですが
実際に２佐まで登れるのは一握りの出世頭たけで
ほとんど大多数は３佐止まりで定年退職を迎える

Ｃ級は現役曹長(４０代)のベテラン下士官が対象
天井は１尉と定められています｡

准尉まで昇進している大ベテラン下士官クラスは
今さらＣ級幹部として下っ端の尉官になるよりも
上級曹長として出世を目指す方が多いと思います｡

統合幕僚監部最先任上級曹長(准尉)
陸上自衛隊最先任上級曹長(准尉)
海上自衛隊先任伍長(曹長)
航空自衛隊准曹士先任(准尉)
まで出世すればその地位待遇は将相当ですからね

Answer 2

３尉になるのはそう難しいことではない。
曹に上がり一定の年限を経過すると幹部候補生の部内登用枠を受験できる。
警察官だと警部補昇格程度の難易度。
部内幹部は幹部候補生学校で１年修行すると３尉に昇任する。

ただ１～３尉の幹部は全国転勤するうえかなりの激務なので部内登用は敬遠されている。

警視長の例を出すなら自衛隊なら将官に成るくらい希有なことになる。
総務省による官職対応では、
警視長＝将補
警視正＝１佐
警視＝２佐・・・幹部学校を出ないと停年時にこの階級で終わり
警部＝３佐～１尉
警部補＝２尉～曹長
巡査部長＝３尉～３曹

Answer 3

ノンキャリア警察官で、警視長は10年、20年に1人いるか居ないかと言われています。
今の様にオンラインで繋がった時代で、余程優秀で無ければなりません。 今の時代では皆無に等しいですね。
夢見られる方はご自由にですが…

Answer 4

レールとしては、士から選抜試験に合格して曹になったあと、数年の勤務をこなして部内幹部候補生試験か一般幹部候補生試験に合格すれば幹部になれますし、やらかさない限り部内幹部候補生でも最低１尉、一般幹部候補生なら最低3佐まで昇任する保障はついてます

ただし、幹部自衛官の大変さを間近で見て過ごしている以上資格は有るけど幹部にならない人がほとんどなので、まず曹になるのが入隊人数の大体半分、そこからさらに幹部を目指すのは極一部になるので、大体100人に1人いるかいないかくらいになるのではないでしょうか