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高校生です 私は現在大学図書館の職員(司書)の仕事に興味を持っています 大学図書館の就職難易度に関する質問なんですが、大学のレベルの高さと大学図書館の就職難易度の高さは比例しますか?
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基本的には、比例しません。 例として「令和6年度関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験」の図書区分採用予定者数を確認すると、以下のとおりになっています。 ・筑波大2名 ・千葉大1名 ・東京大2名 ・学芸大1名 ・新潟大1名 ・信州大1名 ・情報・システム研究機構2名 以上のように入試難易度が高めの大学であれば、図書館の規模も大きいので職員数も多く、職員数が多いということは欠員も生じやすいため募集がかかりやすくなります。 一方、中小規模の大学では、そもそも欠員が無いので新規募集がかからず、難易度云々以前に採用試験すら受けられません。 比較するのもおかしいですが、「大学のレベルが高くて採用試験のある大学図書館」と「大学のレベルは低いが、採用試験すらない大学図書館」では、明らかに採用試験のある大学図書館の方が採用されるチャンスがあります。 また、上記大学を例にすると、一般に東京大に通う学生の方が、新潟大に通う学生よりも学力面で優れていることが多いですが「東京大図書館に採用された司書の方が、新潟大図書館に採用された司書よりも優れている」とは言えません。 いずれも採用数が極端に少ない中で採用を勝ち取っている優秀な受験者であり、それぞれの受験者間でレベルの差異は少ない場合が多く、それぞれの合格者は「たまたま東大図書館に適性があった」あるいは「たまたま新潟大図書館に適性があった」に過ぎません。 (大学・公共を問わず)司書採用枠は極端に少なく、1名から数名であることが普通です。 これだけ少人数の採用試験では、就職難易度は同じタイミングで採用試験を受ける受験者の質によって大きく変動します。(大学のレベル自体は大した影響力を持ちません) いくら貴方が最高のパフォーマンスを発揮しても、他の受験者の方が魅力的であればそちらの受験者が採用されます。 いっぽう、少し面接で失敗しても、貴方以外の受験者に魅力が無ければあなたが採用されるでしょう。 したがって司書の採用試験は、準備をしっかりすることは前提ですが、そのうえで受験先の図書館とのマッチングがうまくいくこと、あるいは試験官から「貴方が、受験者の中で"最も"適性がある」と評価していただくという"時の運"が必要とされる試験です。 大学図書館の司書は素晴らしい職業だと思いますし、そこに進もうと考える貴方の考えには敬意を表します。 しかしながら、まだ高校生とのことですので、大学図書館をはじめ様々な業界を研究する時間はたっぷりあります。 最終的に、自分に合った就職先を見つけられるといいですね。
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