【簿記2級/商業簿記/仕訳/不渡手形】 について教えてください。 （仕訳） 当社宛の20,000円の約束手形が…

Question

【簿記2級/商業簿記/仕訳/不渡手形】
について教えてください。

（仕訳）
当社宛の20,000円の約束手形が不渡になり、償還請求費用100円を現金で払った●不渡手形 20,100 / 受取手形 20,000、現金100

これは理解できるのですが、
今解いている例題で、

（仕訳）
当社宛の20,000円の約束手形が不渡になり、銀行から償還請求を受けたので手形の額面金額に償還請求費用100円を含めて小切手を振り出して支払い、手形振出人に償還請求を行った。

（答え）
●不渡手形 20,100 / 当座預金 20,100

となってました。

これが理解できません。
受取手形は減らさないの？帳簿上に残ったまま？帳簿上に受取手形と不渡手形両方があるの？
かと言って受取手形減らすと支払った当座預金20,100はどうするの？とか、、

どなたかご教授いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

不渡時の仕訳は、手形が手元にあれば前者のような仕訳、手元になければ後者のような仕訳になります。手元にないケースとしては、日商簿記2級でしたら裏書譲渡、割引のいずれかを思い出してください。

後者の設問は、その前後などに裏書譲渡、割引のいずれかがあったことが分かるような何かが書かれていないでしょうか。

書かれていれば、それがヒントです。書かれていなければちょっと難問で、「銀行から償還請求を受けた」から手形が手元にないことを読み取ることになります。つまり、手元にあれば「償還請求を受け」ることはなく、「償還請求を受けた」ということは手形は手元にない、となります。

なお、書かれていない場合に、手形を手放したのが裏書譲渡だったのか割引だったのかは分かりません。当社が他社に手形を裏書譲渡して、その裏書先が銀行で割り引いた（裏書先は償還請求を受けることが出来ず、銀行からの償還請求が当社に回ってきた）可能性と、当社が銀行で割り引いた可能性との、両方があるためです。

ご参考に、手形を割り引いた場合の割引料は、すでに学んでいらっしゃることと思います。手形売却損で仕訳を切ります。割引料とする回答があるようですが、日商簿記2級ではバツを食らいますので、惑わされないようお気を付けください。

Answer 2

＞●不渡手形 20,100 / 当座預金 20,100となってました。
＞これが理解できません。
その手形を割引した時点で、受取手形は当社の帳簿上からなくなっています。
割引した時の仕訳は、次のような仕訳になっています(支払した割引料を600円とします)。
(借)当座預金:19,400／(貸)受取手形:20,000････①
(借)割引料------:600

割引した手形が不渡になると、買戻する義務がありますから、
(借)不渡手形:20,100／(貸)当座預金:20,100････②
という仕訳になります、①でなくなっていた受取手形が不渡手形に化けたと考えてください、支払した延滞利息100は不渡手形の金額に加算します、なお、不渡手形は資産となりますが不良資産です。

＞帳簿上に受取手形と不渡手形両方があるの？
①で受取手形はなくなっています、不渡ですから②で化ける前の受取手形として仕訳するのではなく、不渡手形として仕訳して帳簿上に残すということです。

不明な点は補足してください。

Answer 3

この仕訳は銀行に当座預金からお金を支払い銀行から不渡になった約束手形を買い戻してるイメージです。