警察の、いわゆるキャリア官僚になる人も、最初は三類試験を受けた人と同じように、警察学校に行くのですか？ 警察学校を卒業…

Question

警察の、いわゆるキャリア官僚になる人も、最初は三類試験を受けた人と同じように、警察学校に行くのですか？

警察学校を卒業するまでは、みんな同じだけど、卒業して、すぐ差がつき始めるのでしょうか？学校時代は、タメ口で話してたのに、1〜3年後ぐらいは、同級生が上司みたいな感じでしょうか？

私が警察官になりたいのではなく、ドラマを見ていて、単純に気になったので質問しました。

Answer 1

キャリアの人は「警察大学校」に行きますので、都道府県の警察学校には入りません。
準キャリアと呼ばれる一般職の人は「管区警察学校」に行きますので、キャリアの人と同じく都道府県の警察学校には入りません。
最初の最初から差がついているのです。

Answer 2

①国家公務員総合職採用試験（事務系）最終合格者から警察庁警察官・警察庁警部補に採用されたいわゆるキャリア警察官は、東京都府中市にある警察庁の警察大学校初任幹部科に入校し、４か月間の初任幹部教養を受けます。卒業配置は、都道府県警部補として警察署の地域課地域係長や警視庁又は道府県警察本部の捜査各課の刑事（主任）を経験します。
②国家公務員採用一般職試験（大卒程度、事務系）最終合格者から警察庁警察官・警察庁巡査部長に採用されたいわゆる準キャリア警察官は、東京都小平市にある警察庁の関東管区警察学校初任幹部科に入校し、４か月間の初任幹部教養を受けます。昭和６２年度の旧Ⅱ種採用は、８か月間の初任幹部教養でした。卒業配置は、都道府県巡査部長として都道府県警察の警察署の地域課地域係主任として主に歌舞伎町交番などのマンモス交番や警部の交番所長を置く大規模交番を中心に配置されます。
③警視庁警察官採用試験に最終合格した大卒のⅠ類と高卒のⅢ類は、警視庁警察官・警視庁巡査に採用された地方採用のノンキャリア警察官は、東京都府中市にある警視庁警察学校初任科に類別に入校し、Ⅰ類は６か月間、Ⅲ類は１０か月間の初任教養を受けます。卒業後は３か月間の職場実習を経て、警視庁警察学校初任補修科に２か月間入校します。各道府県警察官採用試験に最終合格して各道府県巡査に採用され、各道府県警察学校初任科に入校した地方採用のノンキャリア警察官も同様です。皇宮護衛官採用試験に最終合格して皇宮巡査に採用されたノンキャリアの皇宮護衛官は、東京都千代田区千代田にある警察庁の皇宮警察学校初任科に入学し、巡査部長任用科と警部補任用科は関東管区警察学校入校で、警視庁、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県の警察のノンキャリア警察官と合同授業です。
つまり、上記①と②と③は、警察学校で同期の桜になることは全くありません。各階級昇任後の幹部教養でも同様です。
ちなみに、③の地方採用のノンキャリア警察官は、警部昇任で初めて警察大学校に入校し、全国の新任警部と一緒に警部任用科の本課程（８週間）か特別短期課程（２週間。経験と年齢による）で幹部教養を受けます。
②の準キャリア警察官は、警部昇任後は、警察大学校行政実務科（１週間）の教養を、①のキャリア警察官は、警部昇任後は、警察大学校研究科で教養を受けます。
いずれも全寮制で、学科や専科の教養のほか、程度の差こそあれ、拳銃や武道、警備、逮捕術の訓練はあります。

Answer 3

キャリア組は 国家公務員で警察大学校に入り 警部補を拝命します。
一般の警察官は 地方公務員で各都道府県警察の警察学校に入り 巡査を拝命します。

現実問題、キャリア組も20代で警察署に配属され勤務しますが、自身より
階級が下の先輩と仕事をする事になります。
その際、敬語・丁寧語で話をします。

Answer 4

警察庁キャリア（総合職）として採用された人は警察大学校で研修を受けます