パワハラやモラハラで悩んでいる人を助けたい。 その思いはとても素敵ですね。 ただ、なぜ、その二択なのでしょうか? あなたの質問には、すごい飛躍を感じます。 パワハラやモラハラに直面した人を、 最初に助けるのは、その周囲にいる人です。 当人の愚痴を聞いて、共感してあげるだけで、 当人は冷静になり、エネルギーを取り戻し、 「そんなことはやめてください」と言えるようになり、 問題の深刻化が防げるのです。 だから、あなたが パワハラやモラハラに悩んでいる人を助けたいのなら、 まずは周囲の人に目を配り、 悩みを聞いてあげる人になることを目指すべきなのです。 誰だって、普通は 心療内科医や弁護士のお世話になりたいなんて、 思いませんからねえ。 そういう事態になったら、ある意味終わり。 そうなる前に助けないといけません。 パワハラやモラハラが 「周囲の人が助けてあげられる範囲」を超えても、 弁護士のお世話になる前に、 まだまだ何とかなる余地はあります。 会社の人事部に訴える。 労働組合に救済を求める。 労働基準監督署に訴える。 ……セーフティーネットの網は、 何重にも張り巡らされているので、 この段階で、何とか解決が付くのが普通です。 さて。 心療内科医と弁護士について あなたは質問していますので、 お答えしましょう。 心療内科医は、パワハラやモラハラには介入できません。 できるのは、患者の治療だけです。 不眠や食欲不振や、それ以外の身体症状があるのなら、 それを改善するための投薬や治療をするだけです。 いわば、患者自身のエネルギー充填のお手伝い。 パワハラやモラハラに立ち向かうのは、患者自身です。 弁護士は、 当人の人権が侵害された時に、 侵害された権利を回復する手伝いをします。 「パワハラやモラハラによって心身の健康を侵害された」 「パワハラやモラハラによって働く権利を侵害された」 と主張して、原形回復や慰謝料を求める場合の、 最後の頼みの綱です。
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