法学部の一回生です。将来は検察官を目指しています。

Question

法学部の一回生です。将来は検察官を目指しています。中学の時からずっと、検察官の道を夢見てきました。そして今年大学受験を終え、東大や京大は無理だったものの、なんとか旧帝大に現役合格して、一緒に勉強する仲間も見つけて、スタートを切れたところです。

ですが、いざ始める段階になって、思うところが出てきました。「検察官って転勤があるよね……」って。

中学の時から目指してたので、もちろん事実としては知ってました。けれど大学から一人暮らしを始めて、初めて引っ越しの大変さ、家族の温かみを知りました。こんな大変なことを、大人になってからも2年に一度やるなんて、心が休まる時があるのかと、真剣に考えてしまいました。

また、私は元々正義感だけが無駄に強くて、でも根は臆病な性格です。誘拐事件の話を聞いただけで胸が痛くなって、女子高生コンクリート事件の話などは、1週間夜も眠れないくらい被害者を思って苦しみました。本気で被害者の味方をしたい、犯罪者を有罪にしたいという気持ちはあるのですが、その一方で、「報復されたらどうしよう」、「凶悪な事件を担当できたとして、私の心は持つのかな」、なんて、まだ実現してないことを悶々と考えてしまいます。

予備に受かったという先輩に聞いたら、「今は試験に受かることだけ考えればいいよ」と言われました。その通りだと思います。でも、将来像が揺らいだままだとしてやっぱり良くない気がして……

できれば法曹経験者の方に聞きたいですが、知人にいるという方でも構いません。私の悩みについて、どう思いますか？
転勤は嫌、志はあるけど勇気が伴ってない……って考えると、やっぱり私には検察官は向いていないのでしょうか。無駄な中傷はやめてほしいですが、それ以外は率直にお願いします……！

Answer 1

実際の検察官にも、おなじような方、いそうな気がしますけどね。
教授の紹介とか、伝手を辿って、検察官や元検察官の方に直接話を聞くことは出来ませんかね。励みになりそうな気がします。

Answer 2

同期で4～6人程度の幹部候補に選ばれると，東京からほとんど離れないんだよね。元特捜部長で有名な森本宏検事は，1999年から本日まで，2020年に検事正に転出するまで1年間しか東京から離れておらず，最高検，東京高検，東京地検，法務省を行き来しながら，今夏，最高検刑事部長に就任しています。

法務省刑事局長の松下裕子検事も，2000年から本日まで2年間仙台地検検事と，1年間の山形地検検事正以外は東京から離れていません。

事務次官の川原氏も，2001年から本日まで，1年間大阪地検総務部長と，秋田地検検事正の2年間しか東京を離れていません。

転勤ばかりしている検事は，ソルジャー要員で出世の見込みはないと言う事なのです。

因みに，森本氏は名古屋大卒，松下氏は早稲田卒，川原氏は慶応卒です。