現実の仕事でそれに近いのは警察官、特に事件の事後に捜査する刑事さんたちでしょう。しかし推理するだけでは仕事になりません。あくまで捜査のとっかかりでしかなく、地道な裏付け捜査が必要です。 コナンや金田一、その他のフィクションの探偵役はいわゆる”小説探偵”といわれるもので、現実にはそれでは仕事として成立していません。彼らのやることはどう考えても犯人は特定の誰かということであって、それだけでは弱い状況証拠や捜査の当事者だけが知ってることであり、裁判で確実に有罪に出来るような客観的証拠までは掴まないのが普通です。裁判で公判維持できるような確たる証拠は、それを元に地道な裏付け捜査をする警察の仕事になります。 それと”推理”というのは何も警察に関連するような事件ばかりとは限らないんですよ。例えば電子機器の設計の仕事をしてましたが、ちゃんと設計したはずの試作機を作って色々テストしてみると不具合が発見されます。もちろんそれでは製品にならないし、最初は原因が分からない。それで分かっている現象からあれではないかこれではないかと推理して、それを仮定として検証実験確認してみるんです。当たってる場合も外れている場合もあります。その積み重ねで不具合の無い製品を製造、出荷できるようになります。 私はミステリー好きだったせいか割とそういうの当てるのが得意で、お前のは”エンジニアリング”じゃなくて”カンジニアリング”だと言われたこともあります(笑)。思い出深いのは、ある部品の接着剤の硬化が不完全でベタ付くのが原因と推理し、口紅(他にその場でありそうな物がなかった)を塗ったら分かるだろうと新人後輩に紅一点の怖いお姉ちゃん社員(ホントはいい人なんだが怖い)に借りに行かせて見事解決。あの時の後輩よスマン、勇気を称える。 営業マンなら顧客の服装や態度から、この人はこういうのが好きなんだなと推理して、話を合わせて気に入られて売り込みに成功するなんてこともあるでしょう。”推理”は意外なところにも色々あるもんですよ。 ま蛇足だけど話のネタにどうぞw。
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