解決済み
公認心理師と臨床心理士は、心理系の資格ですが仕組みや取得の方法はまったく異なる資格です。 公認心理師は国家資格です。 比較的新しく3年前に初めて資格試験が実施されました。 資格を取得するためには、養成カリキュラムのある大学を卒業した後、養成カリキュラムのある大学院に進学、その後資格試験を受験することになります。 大学と異なる大学院に進学しても資格試験を受験することは可能ですが、公認心理師の養成カリキュラムがない大学院に進学した場合は受験はできません。 高校卒業後、最短でも資格取得まで6年かかります。 資格については、厚生労働省、日本心理研修センターが公式に情報を出しています。そちらをご参照ください。 臨床心理士は民間資格です。 資格ができてから30年くらい経過し、その間に社会的に高い信頼と認知を得ています。名実ともに最も高い心理系資格と言えます。 取得の方法は、4年制大学を卒業した後、臨床心理士資格認定協会の指定する大学院に進学しなければなりません。 大学はどの学部・学科でも問題ありません(心理系ではない学科でも問題ありません)が、大学院は指定されている大学院のコースを修了しなければなりません。また、大学院を修了しないと資格試験を受験できません(修了見込みでは受験不可です)。2種指定校の場合は、さらに修了後1年の実務経験が必要です。 そのため、臨床心理士は高校卒業後、最短でも資格取得まで7年かかります。 さらに、臨床心理士は5年ごとに資格の更新が必要です。更新のためには学会への参加や発表、研修会への参加などが必要です。 臨床心理士資格については、臨床心理士資格認定協会が公式な情報を出しています。 公認心理師、臨床心理士いずれの資格も専門資格です。 両方の資格を取得したいのでしたら、公認心理師の養成カリキュラムがある大学に進学した後、公認心理師養成カリキュラムがあり且つ臨床心理士養成指定大学院となっている大学院に進学する必要があります。 他の回答者さんへの返信も拝読しました。 進学や資格の取得は自由ですが、公認心理師や臨床心理士資格の取得を目指す人は、「心理職」を本気で目指している方々ばかりです。 大学でも大学院でも実習があり、大学院ではさらに研究や論文の執筆もあります。非常にハードな学生生活を送ることになります。 大学院入試もそれなりに受験勉強が必要ですし、人気のある大学院は倍率も低くありません。 労力、費用、時間を費やして取得することになります。心理職に就きたいわけではない、心理系の仕事をしたいわけではないという気持ちを否定するわけではありませんが、本当に資格取得を目指すなら、それ相応の覚悟が必要です。 親戚のお子さんのために…とのことでしたが、資格を取得できるのは最短でも高卒から6、7年後です。その間に社会の状況も親戚のお子さんの状況も変化するのではないでしょうか。 また、資格を取得した直後は実践力も技量も新人状態です。 心理職に就いている方々は、経験を重ねたり研修による自己研鑽をしたりすることによって実践力や技量を高めています。それでもできることは限られるのです。 ご自身の人生、キャリアなども含め進路について考えることをお勧めします。
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