解決済み
猟銃、または木製銃床(ウッドストック)のライフル系統を扱っている方に質問です。 銃の手入れはどのようにされていますか?自分は昔、陸自の普通科で銃器を扱っていました。 退職してそれなりの年数が経ちましたが、最近になり、モデルガンの三八式歩兵銃(タナカ製金属モデルガン)を手に入れまして、よし、ならば昔やっていたやり方(少々大袈裟な表現になりますが、銃手入れ用油や556系統の油をぶっかけて、ブラシで擦ったりしてから拭き取り、もう一度油を塗る)で手入れするか!と思い、実施する寸前になって、その手の油(特に556あたり)は銃床に良くない事に気付きました。 三八式(モデルガン)の銃床は、前期教育で使った64式小銃の銃床と同じような形て表面処理されているので、64式と同じようにそのまま油を使っても問題は無かったかもしれませんが、心配になり、木製銃床も機関部と一緒に手入れが出来るアメリカ製のクレンズオイル、ワンステップクリーナーを購入して最近まで使っていました。現在は、ドイツ製のバリストールオイルを錆止めとして使っています。 こんないきさつがありまして、猟銃を扱っている皆さんはどうされているのか疑問に思った次第です。分解する際はどこまでするのか(ストックは手入れする度に機関部から外すのかなど)、使う油の種類と油をどうやって塗っているかなどを教えて頂けたら嬉しいです。
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本物の銃の銃床の仕上げは二種類あります。 ①被膜仕上げ これは透明の塗料を塗り全体を被ってしまう方法です。 ウレタン、ニスなどで塗り固めてしまいます。 こうすることによって雨に当たっても平気でメンテナンスフリーになります。 ②オイル仕上げ これはオイルを擦り込んで仕上げるのですが、代表的なのはアマニ油を使います アマニ油は一生懸命擦り込みこすって熱を帯びてくると表面硬化して被膜を作ります。 しかし繰り返しやらねば仕上がらす大変な作業です。 それからアマニ油は浸透性が悪いので、代用とし機械油を染み込ませる工法もあります。 貴殿もご存じのように石油系の機械油は長期的にみた場合、銃床によくない(柔軟性がなくなり脆くなる) しかし手間を省く為に用いられる手段です。 急造の軍用銃やモデルガンによく用いられます そして①②に共通する下地処理として、ステインオイルという着色剤で色を付けます。 多くの木材は銃床より白っぽいです。 これの色目を濃くする為に使うのですがステインオイルは塗っても木目がつぶれず、透けてみえます。 64式の銃床手入れにはアマニ油とか銃床油あるいは木部油というモノを支給されませんでしたか? 機関部と一緒の油で手入れしていたのでしようか? 同じだとすると機械油を使ったオイル仕上げですね。 それでそのモデルガンですが、まず間違いなく機械油を使ったオイル仕上げだと思います。 あるいは表面だけアマニ油をかけてあるかもしれませんが、本物よりかなり安いモデルガンをアマニ油で仕上げるほどのコストはかけないでしょう。 手入れの方法は、表面の油分が飛んできたら補充してやるというところなんですが、さらに機械油を塗るのは強腹だと思えばアマニ油を買ってきて塗ってもいいと思います。 アマニ油で塗って擦ってまた塗って仕上げるというのは大変です モデルガンの木部は目が詰まっていない木が使われていますから、いくらでも吸い込んでしまいます。 とてもとても仕上げるのは大変です、 そもそも38式の銃床がピカピカだったらミスマッチです。 手入れの方法はたまに油を吸わせる、いわば簡易整備であれば分解する必要はありません。 アマニ油は機関部に付着しても害はありません。
どれくらいの仕上げにするかにもよりますね。 実猟向きのそれほど木目とかこだわってないものから、競技用の木目の綺麗な物までありますし。 ある程度湿気や傷に強く、ピカピカに仕上げるならウレタン塗装してしまいます。 オイル仕上げにしても、ツヤっツヤに光らせるならバーチウッドのトゥルーオイルが手軽です。 これを目の細かいペーパーで擦り込んで行くと、綺麗に仕上がります。 千葉のガンショップサイのオリジナルで家具用ワックスをベースに特注した銃床用ワックスがあったのですが、担当していた方が辞めてしまってもう扱ってないと思います。これも人気がありました。 あとは、ツヤを少し押さえたいならワトコオイル。 昔ながらの亜麻仁油などを使う人も少数いるようですが、銃床向けの物を買ってこないとなかなか乾燥しなくて面倒なようです。 いずれも、つるっつるに仕上げるなら目の細かいペーパーで擦り込み、最後は指で塗ります。 ツヤを抑えめにするならウエスで塗るのでもいいです。 モノが三八式となると、あんまりテッカテカに仕上げるのは雰囲気が合わないと思うのですがいかがでしょう? で、トゥルーオイルなどは、作業中に機関部につくと指紋などがシミになって残るので、オイル仕上げ作業をするときは機関部は外した方がいいです。 難しければ厳重にマスキング。 で、こういう仕上げをするのって年に一度~数年に一度で、それ以外は柔らかい布で磨くだけで充分です。 あと、初めから全体を機械油で仕上げてしまうのならいいのですが、機関部に注油が過ぎるとそれが銃床に染みこんで木が部分的に膨張し、割れの原因になります。 古い銃では多いトラブルです。
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