行政書士試験問44の問題についてです。 宝塚市パチンコ条例事件の判例から出題でした。

Question

行政書士試験問44の問題についてです。

宝塚市パチンコ条例事件の判例から出題でした。市はどのような立場で訴訟を提起したものであるとされ、どのような理由でどのような判決がされるかという問でした。
私は【自己の権利利益を目的として提起したもので、法律上の争訴にあたらず却下判決がなされる】と記述しました。
解答速報を見て失敗したと感じたのが下記2点です。
１、【専ら行政権の主体】を【自己の権利利益を目的】と書いてしまった。
２、【争訟】を【争訴】と書いてしまった。
１は判例で似たような事は言っていますが回答としてはどうでしょうか？
また、２は何点ぐらい減点されるのでしょうか？

もし、採点者だったら何点ぐらい付けると思いますか？
はっきりいって記述次第でこれに１４点ほど欲しい現状です。

補足

問題文です。
A市は、市内へのパチンコ店の出店を規制するため、同市内のほぼ全域を出店禁止区域とする条例を制定した。しかし、事業者Yは、この条例は国の法令に接触するなどと主張して、禁止区域内でのパチンコ店に着手した。これに対して、A市は、同条例に基づき市長名で建設の中止命令を発したが、これを無視して建設を続行しているため、A市は、Yを被告として建設の中止を求める訴訟を提起した。最高裁判所の判例によれば、こうした訴訟は、どのような立場でA市が提起したものであるとされ、また、どのような理由で、どのような判決がなされるべきこととなるか。

Answer 1

私見です。
あくまで私が採点者である場合の仮定で、客観的に採点させていただきます。

問44 採点基準
①「専ら行政権の主体として提起したもの」との記述があること ８点

② 「法律上の争訟に当たらないため」との記述があること 6点

③ 「却下判決 」との記述があること 6点

①0点（判例の趣旨と違う） ②2点（誤字） ③6点

計8点

すいません。客観的に採点して14点いきませんでした。
ただ、①を『判例の趣旨を理解していない』
②『【争訟】→【争訴】を誤字』
として採点しました。
あえて厳しめの採点をさせていただきました。
行政法で【争訴】というワードは不適切だと思ったからです。
しかし、本試験の採点者がどう捉えるかは運です。結果はまだ分かりません。

あとは、択一式の難易度が高ければ採点基準が甘く、低ければ採点基準が厳しくなります。
祈るしかありません…。
幸運を祈ります…。

Answer 2

記述式採点はブラックボックスなので結果は分かりません
厳しく採点ということでいえば
通常採点であれば、～どのような立場でといってるのですから
主体としては行政権ということが書いてなければならないので
ここは完全に点が入らず、後は漢字の間違いで２～４点減点となりますから
１０～１２点くらいでしょう

厳しく採点であれば、８点くらいでしょうか
記述式はどういう風に転ぶか分かりませんから
今は余り気にしないほうがいいですね

Answer 3

自己の権利利益を目的として提起したもので、
まったく判例を理解していないから0点、
法律上の争訴にあたらず 8点
却下判決がなされる 6点

合計14点