図書館法 第5条より 2 次の各号のいずれかに該当する者は、司書補となる資格を有する。 一 司書の資格を有する者 二 学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第九十条第一項 の規定により大学に入学することのできる者で次条の規定による司書補の講習を修了したもの とあるので、高卒からだと司書補の講習を受ける必要があります。 ただ、図書館司書になるならそのまま司書を取った方が就職先は広がると思いますよ。 応募条件に「司書資格を有すること」としているところも少なくはないので。 ちなみに司書資格は通信短大で取れるところもあるようです。
高卒でも司書補講習を修了すれば、資格は取れます。 講習を実施する大学は、文科省HPに載っています。 ただし、その道は茨の道ですよ。 高卒就職が大半だった自体に、高卒就職で図書館に配属になった職員を前提として作られたものです。今なら、大学進学して司書資格を取った方が余程簡単です。 以下は、その道程にあるハードルです。興味が無ければ読み飛ばしてください。 ①司書補講習 講習の費用自体は10万前後とそれ程高くはありません。しかし、司書補講習を実施する大学は少なく、今年は全国でたった6大学。お住いの地域によっては、交通費や宿泊費がその何倍もかかります。 また、夏季に集中している為、受講の選考に落ちたり、受講できても単位を落とすと翌年まで待たねば再挑戦ができません。 ②実務経験 経験を積もうにも、「司書補」での求人が殆どありません。 在っても、非正規職で「司書又は司書補」の求人を年にいくつか見かける程度です。今は司書資格を持っている人が溢れており、このような求人には司書資格を持った大卒の人間が流れ込みます。大卒司書も高卒司書補も同じ給料で雇えるなら、司書資格を持っている人が有利なのは必然です。 また、「3年以上」はフルタイムの場合です。非常勤の非正規職の場合、時間数で換算されるので3年では消化しきれない可能性があります。 ③司書講習 司書は「司書補として3年以上勤めればなれる」のではなく、司書補+実務経験に加えて、司書講習を受講・終了しなくては司書資格が得られません。フルタイムの場合は、実務経験2年以上から司書講習を受講できます。(資格を得られるのは3年経過後。)非常勤の場合は、2年&3,410 時間以上からです。 この司書講習は、夏季の2か月を丸々費やして行われます。つまり、フルタイムで働いている人が片手間に受講できる日程では無いのです。昔は正規職を業務の一環で受講させる職場もありましたが、今はまずありません。最悪は、仕事を辞めて受講することになります。 こちらも司書補講習と同様に夏季に集中しており、選考に落ちたり単位を落とすと翌年まで持ち越しです。 ④司書での就職 司書補の求人ほどではありませんが、司書職の求人も少ないです。 直営の公立図書館志望なら、採用試験は公務員試験と呼ばれる試験です。大卒又は短大卒レベルの教養と司書としての専門性を問う試験に合格・採用される必要があります。志望者には、大学で図書館学・図書館情報学を専攻していた学生や旧帝大の大学生もゴロゴロしています。倍率も一時期より下がったとは言え、30倍程度は珍しくありません。 質問者さんが、司書として働けるなら一生バイトで構わないという方なら、仕事はたくさんあります。(非正規雇用の求人にすら落ちる人も少なからずいます。) <参考> 司書について:文部科学省 (http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/ )
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