解決済み
ケーキのキャンドルを箱に貼る向きについて質問です。 私はケーキ屋でアルバイトをしているのですが、ホールケーキを買ったお客様に細長い5本入りのキャンドルを差し上げています。 先日、お客様が購入したケーキの箱のサイズが小さくて、キャンドルがはみ出して、折れてしまうかな? と思ったので、横向きにしてキャンドルを箱にシールで貼ろうとしたら、 パートのおばさんに 「それじゃ、お葬式になっちゃうから、縦に貼って」 と注意されました。 キャンドルの向きを横にすると、お葬式になるというのは初耳だったので、ネット等で調べましたが、その様な記載が見当たらなく、祖母や祖父に聞いても、その様な事は初めて聞いたと言われました。 お葬式の作法にその様な事はあるのでしょうか? ローカルルール等もありますので、知っている方がいましたら、お教え頂けると幸いです。
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作法というものには全て意味や目的、狙いがあります。そういうものを考慮しない形式だけの作法などありません。 そして「ろうそくを横向きに置くのは葬式の時だけである」という事実はありません。そこには意味や理由がありません。例えばその方に「何故横に向けてはいけないの?」と聞いたとしても「葬儀の時にはそうすることになっている」としか言えないと思います。「何故なら…」という回答が出来ないのに表面上の形式だけをルーティンで実践するのは作法の本質からは懸け離れた考え方です。 作法が求める「意味や目的、狙い」というのは「同じ時間、空間を共有するもの同士が互いに不快感を与えないために、気持ちの良い時間を過ごしてもらうために」ということを実現する気配り、気遣い、思いやりです。従って「多くの人にとってその行動はどういう印象を与えるだろうか?」という共通認識の上に成り立ちます。 質問者さまが調べてその縁起が分からなかったという通り、「ろうそくを横向きに置くのは葬儀の時だけ。それ以外のシーンで採用するのは縁起が悪い」と考える人は他にはあまりいないということです。つまりそのパートの方の個人的な思い込みでしかありません。 想像の域を出ませんが線香の取り扱いと混同している可能性はあります。 浄土真宗では線香は香炉に立てず2、3本の短い形になるように折って火を付けた後、線香を横に寝かせて供える「寝線香」を採用します。線香という形状自体がとても新しくその登場は江戸時代。それ以前は葬儀の焼香で使われるような粉末状のものでした。この形に似せるために「縦に長いものを折り寝かせて供える」という方法を取り入れたわけです。そこには「何故なら」という理由があります。 ただ浄土真宗以外では香炉に立てますし、浄土真宗でも「葬儀に限り」というわけではありませんから、仮に線香とろうそくを混同していたとしても意味のない思い込みでしかありません。 質問者さまが「縦に貼ることで箱からはみ出し、そこから折れることが懸念されるならそれを避けるために横向きに貼ろう」と考えたのはとても合理的です。そこには「意味や目的、狙い」があるのですから、一人の思い込みに振り回されない方がいいです。何らかのローカルルールを追い求めたところで作法の本質である気配りや気遣いが示せるわけではありません。
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