解決済み
会社が倒産した場合、未払いの経費は優先的に支払ってもらえますか? 経費というのは、立て替えている業務上必要な出張費や外回りの交通費などです。通常、立て替えた経費は、領収書などを添付した書類を経理課に提出(請求)すると、現金で請求した個人に支払われていました。(給与と共に銀行に振り込まれるスタイルではありませんでした。) ところが、先日会社が破産し、未払いの賃金は立替制度があると聞きましたが、すでに立て替えている経費(出張費、交通費など)については何も説明がありませんでした。 経費請求の書類については、倒産がわかった時点で一応通常通り提出しています。倒産がわかる前に提出した請求書類で、お金がまだ支払われていなかった分もあります。 ですが、これらに関して管財人(保全管理人)からは何の音沙汰もない状態です。(一応、提出した書類のコピーは手元に置いていますが。) 外回りの際の交通費や出張の際のホテル代など金額的に10万円近くあるので、職もなくなり経費も返ってこない状態で困っています。 会社が倒産した場合、賃金は優先債権になると聞きましたが、社員が立て替えている経費はどれくらい優先されるものなのでしょうか?会社に賃金を支払う能力もない場合は、経費はもうあきらめなければならないのでしょうか?よろしくおねがいします。
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会社が倒産した場合、労働債権は優先的に分配されます。その労働債権には、いわゆる賃金のほか、退職金、社内預金に加え、交通費の立替費用も含まれると考えるのが法的には普通です。 ただし、管財人の立場からは、賃金についてはある程度は把握できるものの、立替費用については見落す可能性も高いものですので、管財人に対して債権があることを主張すべきです。 会社が倒産した場合、皆が請求するので、待っていてもお金が出てくることはありません。文書で労働債権であるという主張をし、こちらから請求する必要があるものとお考え頂いた方がよいと思います。また、出張交通費などは出ても会社規定の日当などは出ない可能性は高いです。物品購入についての立替は、出張旅費などと違い、かなり厳しいです。 どちらにしろ、会社を処分してお金が残っていればの話です。 実際のところ労働債権が最優先という一般的な認知とは違い、会社が倒産した場合には、担保を持つ銀行が別徐権を行使し、 最優先で差し押さえを行います。その残ったところから次は税金等の未払い分が引かれ、その後に労働債権、そして、売掛などの一般債権の順。 ただし、労働債権については、立替制度があるので、なんらかの形で帰ってくる場合も多いのですが、その場合には、立替費用は含まれず、一般債権と同等に扱われます。 会社が倒産する危機にあるような場合は、出張も立替ではなく、事前の仮払いなどで処理するなどリスク回避が必要ですね。 実際にできるかというと難しいですが。
なるほど:3
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