介護職(または介護に従事する仕事)の給料が低い理由・・・。 ①日本は昭和の時代・・・は、介護は家族(特に嫁)の仕事と押し付けられてきました。 ところが、女性の社会進出や核家族化が進み、家族だけでの介護が段々と困難になり、独居や高齢者夫婦だけでの 世帯が増え、介護士の需要が高くなっているにも関わらず、家族(嫁)の仕事・・・という認識が根強いため、 外部の人の介護を受けることに抵抗を持つ高齢者も多く、専門職であるにも関わらず、安い給料のまま。 ②国の介護報酬があまりにも低すぎる。 国が定める介護報酬は、他職種と比べてもあまりにも低く、生活できない(家族を養えない)・・という理由から 、退職する職員も多い。 この他には、国はできるだけ介護施設の増設を渋っており、在宅回帰を推し進めようとしているので、本当に 必要なところへの施設支援は遅れているのが現状。 なるべく安いパートで使える在宅ヘルパーを中心とし、正規職員が多い施設は減らしたい・・・または、造り たくない・・・というのが本心。 このため、給料が上がらないのも、安いパートだらけの方が、人件費がかからないため。 ③高齢者の意識の問題もあります。 施設に入所することに抵抗を持つ、高齢者も多いことや、加えて、民間の介護施設は増えているが、費用が 高く、中間層よりも下の高齢者では入居自体不可能なこと、また、在宅での生活を望む高齢者も多いため、 お金があっても施設入所を拒む高齢者も多いことなども、あげられると思います。 中間層から下が高額ではない施設に簡単に入所できるようになることや、高所得層の高齢者が、収入に準じ 介護費用を出すような仕組みができあがらなければ、介護士不足の問題は簡単には解決できないと思います。
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