警備の施設２級検定に詳しい方に質問。実技は細かく採点される訳ではなく、文言がでてこなくなったりして止められない限りは大ま…

Question

警備の施設２級検定に詳しい方に質問。実技は細かく採点される訳ではなく、文言がでてこなくなったりして止められない限りは大まかに出来て、学科試験で９０点以上とれれば大丈夫なんですか？

補足

つまり学科で９０点以上とりながら実技で落ちるという事はまずないのですか？

Answer 1

警備業者です。

全ての検定に言えますが、確かに以前はその様な傾向の地域も有ったようです。

しかし、今は実技も明確な基準が定められ、それに達していない部分は厳密に採点されます。

例を挙げると、採点項目に「所定の位置まで駆け足で移動し、方向転換」とあれば、以前であれば、両手を腰につけたまま、所定の位置で方向転換してしまっても減点しなかった、と言う様な事も有ったそうですが、今はきちんと基本動作通りに駆け足で移動し、所定の位置で「気をつけ」の姿勢から方向転換をしなければ、減点になるのです。

基本動作なんて、と思う人も居るかも知れませんが、検定の２級に合格すると言う事は、他の警備員を指導する立場になると言う事です。
その部隊のリーダーである検定合格警備員が、基本動作もままならない様では、部下が素直に言う事を聞くでしょうか。
部下に、陰で鼻で笑われるのがオチです。
そして、その様な部隊は統制が取れず、良い仕事も出来ないのではないでしょうか。

以前に検定を受けた人達が、「実技は真面目にやっていればミスをしても講師がある程度見逃してくれるので、学科さえちゃんとやっておけば良い」みたいな事を言うそうですが、今はその様な事は有りません。
何度も繰り返し練習して、文言も動作も、全て基本通りに出来る様にして下さい。

厳しい事を言う様ですが、近々施設警備の配置基準が見直されますので、この検定の重要性は更に増します。
そして、施設１級のニーズも高まるのです。
しかし、１級は２級に合格してから１年以上の経験を必要とします。
つまり、２級が無ければ１級を取れないのです。

最初から９０点を目標にしていては、合格は難しいでしょう。
是非、万全を期して、学科も実技も１００点満点を目指して頑張って下さい。
健闘を祈ります。

以上、参考になりましたでしょうか。