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電験2種で必要とされる微積の力について、以下のどこの勉強をすればいいでしょうか。 最低限度必要な範囲と、できたほうがいい範囲にわけて教えていただけると助かります。範囲は写真をご覧いただけると幸いです。 見にくくて申し訳ございません。 引用文献:微分積分 和達三樹 岩波書店
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電験2種の過去問を見ればわかると思いますけど、微積分を直接使う計算問題は電磁気学や回路計算の一部で、それほど多くはありません. ただ、微積分を理解していないと、電磁気学などでは「なぜ、そういう公式になるのか」が理解できないため、公式丸暗記という応用が利かない効率が悪い方法に頼らざるを得なくなってしまいます. 微積分のレベルとしては、高校程度(理系大入試レベル)のものがほとんどです. 三角関数、指数、対数といった初等関数と簡単な部分積分、置換積分くらいできれば大丈夫です. あと、広義積分がどんなものかくらい知っていればいいでしょう. 大切なことは、物理現象を正しい数式に書き下ろすことです. たとえば、ある点の電位を求める場合は、ガウスの定理など使って電界の強さを表す式を出し、それを積分して電位を求めるので、問題から式を導出できなければいけません. また、パワエレ回路で回路中に流れる電流の実効値を求める問題なら、波形(三角波など基本的なものがほとんど)を書いて、2乗ー積分ー平方根で答えを出しますから、一連の解法を理解していなければいけません. ラプラス変換を数学的に理解しようとすれば複素解析の知識が必要ですけど、電験で使うレベルならラプラス変換と逆変換の公式をいくつか覚えておけば大丈夫です. もちろん部分分数分解などのテクニックは必須ですけど、複素積分を使う問題などは出ません. というわけで、電験2種で必要な微積分は知識としては高校数学に毛が生えた程度ですけど、問題文や図から微積分の式が思い浮かぶように十分に「使いこなせる」ようにしておく必要があります.
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