生産技術のスキルアップについてご質問があります。 私は新卒で鉄鋼メーカーに入社し、生産技術職をしております。(現在3…

Question

生産技術のスキルアップについてご質問があります。

私は新卒で鉄鋼メーカーに入社し、生産技術職をしております。(現在3年目)入社時点では、生産技術職は設備保全やPLCをいじって操業の自動化を図るような仕事だと考えておりました。

しかし、設備保全やPLCをいじる業務は他の部署が担当しており、実際にその業務に携わることが出来ていません。
現状、設備をこうしたい・ここの制御を変えて欲しいと思った時に担当部署にお願いし、自分は特に何もしないという状況です。

このような業務では自分のスキルが身につかないと思い、自ら保全業務等に混ぜてもらおうとしましたが、安全上のため参加することが出来ませんでした。

このままでは汎用性のあるスキルが全く身についていない年数だけ重ねた無能社員まっしぐらではないかと毎日吐き気がするほど悩んでおります。
※現在、機械保全技能士2級・電験3種の勉強をしておりますが、結局使い道の無い知識になってしまうような気がしております。

ご質問したいのは下記の3点です。
①生産技術職についている皆様はどのような業務に携わっているのでしょうか？
②生産技術職としてどのようにスキルを高めていくべきでしょうか？※職業訓練学校等の実業務が学べるような場所に行くことも検討しております。
③そもそもこのような会社は辞めるべきでしょうか？

率直なご意見をお聞かせいただきたいです。
何卒よろしくお願いいたします。

Answer 1

生産技術は①技術を開発し②設備を設計・発注・手配し③現場と調整する業務ですから、おそらくあなたの業務も遠からずといった感じではないでしょうか。
私は型設計をしていますが、現場作業をする権限を持っていません。
安全上社内資格を保有する現業の作業員にお願いしないと、基本的には何もできません。
図面を書いて、問題点があれば現場サイドの意見を聞いたり実測しに行って、頭を捻りながら考察し解決策を考え、予算をもらったら発注して、作るのは現場任せです。
使うのは手ではなく頭。
それと現場と上手く調整するための口と調査するための足。
どこの職場でも必要な対人スキルや論理的思考という意味では汎用的だし、いざ現場に放り込まれたら何の作業もできないという意味ではスキルはありませんね。

あなたの疑問にきちんと答えられていないような気もしますが、生産技術とはそういう仕事だと私は考えています。
資格や訓練といった付け焼き刃でどうにかなる業務範囲は極めて小さく、作業できること自体は大して重要ではない。
一方で現場でどんな作業をしているかの理解が無ければまともに改善活動ひつとできない。
そんな仕事です。

あなたが保全の現場作業の方に進みたいと考えるのであれば、異動を希望するのはありだと思います。
今後のキャリアのために現場の仕事を深く理解して生産技術に戻ってきてから更に活躍する、そんな未来もきっとあるでしょう。
仕事柄鉄鋼関係の生産技術の方とのやり取りもありますが、皆さん専門性がかなり高く優秀な方々だと感じています。
論文発表の場でも私いるの業界への造詣が深い方が本当に多いです。
もう少し真剣に、逃げるように退社する前にキャリアについて考える機会を持たれるといいのではと思います。