なぜオーストラリアやニュージーランドでは日本ほど働かなくてもうまくやってゆけるのでしょうか？

Question

なぜオーストラリアやニュージーランドでは日本ほど働かなくてもうまくやってゆけるのでしょうか？日本ではサービス残業当たりまえで、有給もほとんど皆無に等しいですが、なぜオーストラリアやニュージーランド（他の国は住んだことがないのでわかりません）はきちんと有給が取れ、残業をしなくても成り立っていけるのでしょうか？

一説には、欧米人は決められた時間（１日７時間～８時間）の中でいかに仕事を消化するかということに重点が置かれているため、仕事効率を最優先にしているからと聞いたことがあります。ですが、私が見ている限りみんながみんな仕事効率を追求しているようにはみえません。つまり、時間になったら仕事を開始し、（終了）時間が来たら途中でもやめて帰る。

日本人こそ、時間より早く出社し、終了時間になっても最後まで責任をもって仕事をやり遂げているように思うのですが、一向にザービス残業は減らないし、有給も取りずらい環境です。みんながみんが時間になったら途中でも仕事を辞めて帰宅したらなにより社会が崩れるような気がします。

それでもオーストラリア、ニュージーランドは国として成り立っています。なぜなのでしょうか？

Answer 1

ニュージーの事情は詳しくないので、オーストラリアに関して少し。
まず、労働条件に関する法令が厳しいので残業をさせません。
残業している人もいますよね。そういう一部の人間が社会を牽引しているのではないでしょうか。
多くが残業をしなくても成り立つのは、会社が最低限存続できていればそれで良いという意識ではないでしょうか。
資源関連企業以外で有名な企業はありません。
英国の植民地だったので、英国系企業は多いですよね。
欧米、韓国、中国、日本の企業で市場は占められています。

知り合いが勤めるＴｅｌｓｔｒａ(元国営通信会社)などは、一応通信最大手ですが、今は管理体制が酷いと聞きました。
具体的に言うと、通信インフラの保守業務も、問題の原因が分かっているにもかかわらず、その場しのぎの簡単な修繕をするだけで、結局後になって問題が悪化するまで放置。
技術者(多数が個人請負)は質より、こなした数で評価されているので適当に多く仕事をする人が多いとか。
一部の真面目に仕事をする人は、逆に評価が下がるのが現状と言っていました。

国自体が資源輸出に依存し、多くの労働者が公共事業に従事しているので、個々がそれほどサービスの質を追求しなくても国として食べていける印象は否めません。
市場の規模も小さいですし、格差も日本よりあります。

残業するにしても、接客にしてもサービスの意味が日本とは違うのではないでしょうか。
ただ、国としての事情が違うので、日本人の価値観で評価するのは適切ではないと思います。
日本の今のサービス残業のありかたも問題ですよね。

Answer 2

逆です。
日本だけが世界に比べて働きすぎなんです。
あなたが何を見ているかわかりませんが、日本人の労働生産性は
かなり低い部類です。要するに仕事の効率が悪いです。
無駄な会議や無駄な業務をなくし、解雇規制を緩め、年功序列や終身雇用を
見直せば欧米のようにまともな労働環境になります。

Answer 3

欧米と日本の働くスタンスが違います。
欧米では条件に合わなければ簡単に仕事を辞めます。また、会社側も労働者を簡単に解雇できます。

日本では会社に勤めたらずっとその会社にいないといけないという脅迫概念（？）から、その会社にしがみつくことが多く、労働条件が悪くても人が集まってしまいます。だから、悪条件の会社がのさばっています。
また、日本では解雇が簡単にできないから、質の悪い社員を雇用し続けなくてはいけません。結果、できの悪い社員の仕事は、できる社員が負担しなくてはならないといった状況になっています。（できの悪い社員は少しの仕事も時間が掛かる、できのいい社員は余分な仕事もこなさないといけないから時間が掛かる）でも、できる社員は、できない社員の給料もカバーしないといけないので、できる社員の給料は上がらない。

欧米人でも、中間層の人はおっしゃるとおり残業せずにとっとと帰りますが、ある程度収入の人は日本人と変わりません。しごと漬けです。
欧米とかではこういった一部の人達が国の経済を牽引して、その人達が高収入を上げています。欧米の収入格差は日本の数倍になります。

あと、個人的には日本のサービス残業とかは日本人独特の気質も関係していると思います。