デザイン学校でグラフィックデザインを学んでいる専門学生です。 デザイナーの方や、同じ分野を学んでいる方などに質問で…

Question

デザイン学校でグラフィックデザインを学んでいる専門学生です。

デザイナーの方や、同じ分野を学んでいる方などに質問です。

自主制作を行なっているのですが、うまくいきません。アイデアばかりが先行してしまい、それが何のためのものなのか、はっきりしない状況です。

例えば今は、「駄菓子のパッケージをもっとおしゃれな、今風のデザインにしてみたら面白いのではないか」ということを考えているのですが、結局それはターゲットがどんな層、何のためにそうするのか、理由が後付けっぽくなってしまい、結びつけが難しいです。

デザインにあたり、課題解決のためにアイデアを模索するというプロセスが重要であることは理解しているのですが、これまで自主制作をあまりしてこなかったこともあり、悩んでいます。

自主制作におけるアドバイスや、おすすめの方法等を教えていただけないでしょうか。

Answer 1

確かに、質問者さまのお考えの通りかと思います。

でも、実務でのデザイナーの仕事って
「お題ありき」なんですよ。
まず依頼の条件があって、そこから考えるわけです。
根なしのアイデアが最初にあってスタートするわけではないです。
なので、そんなにそこは悩まなくても大丈夫ではないかと思います。
学生の頃に、そういうことを掘り下げて考えて勉強するのは、
とても良いことだとは思いますけどね。

要向きって、必要があってそうなるわけです。
自主制作では、それを仮想するわけですが、その部分って、
自分が本当に必要に迫られているわけではないので
どうしても、リアルではないんですよ。
想定するのにも限界があるのは、しかたないです。

デザイナーは「作ってなんぼ」です。
哲学するのも、大いに意義があるとは思います。
が、逆説的に「作ってからストーリーに筋が通るように」
考えるというのでも、良いのではないでしょうか。
「それは後付けの理論でしょ？」って思うかもしれないけど
ヘタな後付けだから、言い訳に聞こえるんですよ。
良い意味での「口八丁手八丁」のスキルは大切です。

私は、まずは、いろいろと作ってみることが大切だと思います。
そして、それを没にしない方法を考えるのも
勉強になるのではないかとも思います。
まぁ、ダメな時はダメですけどね。
使えないもの（デザイン）は、使えないです。
そうしたら、新たにもう1案作りましょう。

一つのご参考までに。

Answer 2

デザイナーです。
結局のところは「置きに行く」のが
正解かと。あまり斬新を狙いすぎると
世間はついてきてくれませんから。

私はかつて暑中見舞いはがきデザインで
「面白そう」「かわいい」という理由で
日本の夏感の無い西洋的なデザインで作ったら
ものの見事に売れず
その一方で花火とか金魚とか
イカニモなデザインは馬鹿売れしたことが
ありました。

それ以降、売れる定番を徹底リサーチして
そこにほんの少しだけ
自分のこだわりを入れるスタイルを
心がけるようにしています。

Answer 3

>>「駄菓子のパッケージをもっとおしゃれな、今風のデザインにしてみたら面白いのではないか」ということを考えている

個人的な見解ですが、駄菓子のパッケージをおしゃれにデザインするひとは、むしろそういう方向性のデザインしかできないのでは？と思われると思います。であるならば、最初からいかにもおしゃれなデザインがもとめられそうな分野で自分の能力を遺憾なく発揮した方が良いような気もします。

逆に駄菓子のような、子供向けの廉価な商品で、質問者さんの個性が発揮できるのであれば、その土俵にはいっていったほうがよいかもしれません。デザインが良し悪しは別として、いかにも駄菓子みたいなデザインができるというアピールにはなると思います。

そもそも駄菓子をオシャレにするなら、ただのお菓子のパッケージでは？地方とかの名産品などで、デザインをしなおせば、新たな顧客を獲得できるかも、みたいな方向性もあるかなと思います。そういう地方の製品のパッケージをデザインするようなコンペも過去から現在にいたるまであると思いますから、コンペに応募するしないは別として、テーマの設定として参考にしてみてはいかがでしょうか。

Answer 4

＞面白いのではないか

本当に面白いデザインが作れれば、その作品はそれでOKですよ。
並行して、課題解決型のアプローチの作品もあったほうがいいですが。