22歳の男子でマンションの管理員になりたいとのことですが、マンション管理業者の求人では、たいてい正社員ではなく、年齢不問、定年70歳というパターンが多いようです。 といことは、普通の企業でサラリーマンをしてきて定年退職した60歳代の人が、もう少し働きたいと思って応募してくることを、管理業者側は期待して求人しているのです。 なぜなら、マンションの管理員は、のほほんと仕事しているように見えて、実は意外と精神的にはきつい仕事で、住民からの苦情の初期対応をしなければならないからです。ですから、人生の荒波を乗り越えてきたシニア世代でなければ、難しいという判断が管理業者側にあって、採用する管理員の年齢層を相当上げているのが実態です。 マンションの大小に限らず、もっとも多い苦情として挙げられるのが騒音苦情です。掃除機や歩く音などの昼間の普通の生活音なのに我慢できず、苦情を持ち込む人がいますが、初期対応を誤るとモンスタークレーマーになることもあります。 それから、マンションのいろいろな設備が突然、故障するということがありますが、そういう場合の初期対応もしなければなりません。火災報知機が誤作動を起こすとか、給水ポンプが故障して突然断水したとか、共同視聴設備が故障してテレビが映らなくなったとか、機械式立体駐車場が動かなくなって車が出庫できないとか、いろいろなケースがあります。 さらに、たまにですが、空き巣に入られたとか、人が死んだとか、火災が発生したとか、そういうときには警察や消防への対応もしなければなりません。 確かに何も起こらなければ、のほほんとしていられる職業ですが、いざ事が起これば、それに冷静に対処できるだけの社会経験が必要です。ですから、のほほんとしていられそうだからマンションの管理員になりたいという応募動機では、マンション管理会社では採用してくれないと思いますよ。それなりの覚悟も必要です。
なるほど:1
なれます。 頑張ってください。
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