現在、地方国立大の教育学部に通う大学一年女子です。

Question

現在、地方国立大の教育学部に通う大学一年女子です。私は将来、児童相談所で児童福祉司として働きたいと思っています。

そこで自分なりに児童福祉司についていろいろ調べているのですが、よくわからないことが多いです。
児童福祉司になるためには、社会福祉主事として児童福祉施設で二年以上の相談援助の実務経験が必須と書いてあったのですが、これは大学卒業後の２年間ということですか？
卒業後すぐ児童福祉施設で２年間働いてから、公務員試験を受けるのか、公務員になってから２年間働くのかよくわかりません…。

それと、児童福祉司になるために大学生のうちからやっておいた方がいいことや、とっておいた方がいい資格などありますか？

苦しんでいる子供を救いたいという気持ちが強く、その一心で教育学部に入学し、子どもの貧困や虐待について詳しく学べる専修に入り勉強しているのですが、将来のために具体的に何をすればいいのかまったくわからず焦っています。

Answer 1

公務員試験について、自分の受ける都道府県・政令市が決まっていれば、今年の採用試験の受験案内を入手してみるといいと思います。
場所によっては「福祉職」の採用を行なっていないところもあります。その場合、一般行政職(行政・事務等)の枠で受験することになるのでかなりの高倍率・難関です。そうなると公務員試験勉強に力を入れるか、場所を変更するかになりますので、早くからチェックするのがオススメです。

また、児童相談所とかかわりの深い場所として児童養護施設があります。地域の福祉人材センターなどで、各福祉施設での就業体験等があるところもあり、数日〜1週間施設ですごせます。自分の想像だけと実際お邪魔するのではかなり違います。

Answer 2

＞卒業後すぐ児童福祉施設で２年間働いてから、公務員試験を受けるのか、公務員になってから２年間働くのかよくわかりません…。

どちらでも可能ですが、公務員試験を受けてから自治体が運営する施設や部署で２年間働くのがお勧めです。仕事をしながら公務員試験を受けるのは大変ですからね。

＞それと、児童福祉司になるために大学生のうちからやっておいた方がいいことや、とっておいた方がいい資格などありますか？

何といっても公務員試験対策でしょう。まだ１年生ということなので早いかもしれませんが、かなり時間を要します。
あとは、児童福祉施設などにボランティアに行くとかアルバイトをするなどして、現場を知ることでしょうか。

Answer 3

「2．学校教育法（昭和22年法律第26号）に基づく大学又は旧大学令（大正7年勅令第388号）に基づく大学において、心理・教育・社会学に関する学部・学科を卒業した者であって、厚生労働省令で定める施設において1年以上児童その他の者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行う業務に従事した者」
という条文もありますよね。

児童福祉司は、地方自治体の公務員になり、児童相談所に配属されて名乗れる職種です。地方自治体での「福祉職」採用基準を読み、過去問にあたって受験対策をするしかありません。
何よりもまず地方自治体に就職、あるい嘱託であっても福祉職で働いていれば、その人に実力がある限りは、実務経験は積んだということで配属される可能性はあります。

なお、知恵袋などWEB上では児童相談所の職員について、その資質をあれこれ批判する方がいますが、匿名で無責任な批判です。（私の回答も匿名で無責任と言われればそれまでですが・・・）
実際に、２、3十年前の児童相談所長はカウンセリングの何も分からない行政職がやってきて、自分の常識だけであれこれ指示していました。でも、今はそういう行政出の方は例え一流大学を出ていても、職員の足を引っ張るだけです。ただ座っていてもらえればベテランの福祉司、心理司が最善を尽くすことができました。
流石に都道府県当局もそのような人員配置は行わなくなっています。（政令市の児童相談所についてはよく分かりません）

現在の児童相談所の児童福祉司、児童心理司の仕事は過酷であり、ブラック企業みたいなものです。私自身、偏差値が高い大学を出て、新卒で配属されて挫折している新任職員を何人も見てきました。少なくとも他の部署で適応できなかった職員を配属できる職場ではありません。

まず、知恵袋ではなくリアルなところで、たとえば都道府県市で「インターンシップ」を受けて入れている自治体があります。それをきちんと経験しましょう。インターンシップ」で現場の本音を聞きましょう。