一級建築士試験の問題で質問があります。

Question

一級建築士試験の問題で質問があります。法規です。
耐火建築物にしなければならない建築物の問題で、
〈耐火建築物〉と〈法第27条第1項の規定に適合する建築物〉は同じものですか？
〈法第27条第1項の規定に適合する建築物〉にしなければならない建築物を
耐火建築物にしてもオッケーですか？

Answer 1

>耐火建築物にしなければならない建築物の問題で、
〈耐火建築物〉と〈法第27条第1項の規定に適合する建築物〉は同じものですか？

改正法条文に「耐火建築物【等】」となっているように、〈耐火建築物〉=〈法第27条第1項の規定に適合する建築物〉ではありません。

改正法で、「耐火建築物又は準耐火建築物」の記載が「耐火建築物等」に変更され、「耐火建築物等」とは、「耐火建築物」「準耐火建築物」「耐火構造建築物」「特定避難時間倒壊等防止建築物」の4種類を指すことになりました。

>〈法第27条第1項の規定に適合する建築物〉にしなければならない建築物を耐火建築物にしてもオッケーですか？

これは可能と解釈できます。
4種類の「耐火建築物等」の中で、もっとも要件が厳しいのが「耐火建築物」だからです。
例えば・・・
「特定避難時間倒壊等防止建築物」の外壁の開口部に両面20分の防火設備を設けると耐火建築物となるし、「耐火構造建築物」の外壁の開口部に両面20分の防火設備を設けると耐火建築物となります。