イラストの依頼を受けましたが、作品のついた商品が売れたらロイヤリティーだけが入るということです。 これでは売れなければ…

Question

イラストの依頼を受けましたが、作品のついた商品が売れたらロイヤリティーだけが入るということです。
これでは売れなければ徒労に終わってしまいそうです。こんな契約形態って、業界にあるのですか？当方は一枚あたりで買い上げて欲しいのですが、先方はロイヤリティー方式の方が、絶対に儲かると言ってきます。作品については自信がありますが、認知され売れる迄にはまだまだ時間が掛かりそうです。その間、その仕事で手一杯なうえに、無収入になってしまうのが困りどころです。

Answer 1

基本製作料金とロイヤリティ(印税)は普通両方とももらえるものです。
漫画家を考えてみて下さい。原稿料は原稿料で貰うのです。その上で、書籍化された場合には、別途、印税が貰える訳です。
詐欺商法とは言いませんが、完全ロイヤリティ性とは、かなり怪し気なやり方です。
業界的にも一般的ではありません。まず、基本製作料があり、更に、再販や大量印刷がある場合には、それに応じた印税(ロイヤリティ)を貰うというのが、一般的な業界慣習です。とは言え、そこまできちんとやって貰っているイラストレーターは全体の2割程度だとは思いますが…。大抵は、著作権・ロイヤリティ放棄の売り切りですが…。いずれにせよ、あなたの顧客は、初期費用を惜しむ為に、そういう言い方をしている訳で、資金があまりない不安定な会社なのでしょう。ロイヤリティの支払いすら正当に払ってくれるかどうか怪しいものです。気をつけて下さい。

Answer 2

どのような契約形態にするかは、あなたと依頼主との関係にもよりますので、交渉するしかありません。

なお、イラストのように大量に流通する可能性のあるものについては、「買い上げ」方式があなたにとって有利であるとは一概にはいえません。依頼主の言うことにも一理あります。

「ロイヤリティー方式」という依頼主がわのオファーを利用しつつ、あなたが有利になる条件を提案するとすれば、、、

１．イラストの許諾を依頼主以外にも与えることができるようにする。
２．イラスト提供についてのミニマムの料金（電話でいえば「基本料金」のようなもの）を設定する。

というのがありえます。

当然、依頼主はいやがるでしょう。

そのような提案をした結果、あなたが依頼主に切られたとしたら、それが依頼主から見たあなたの評価です。