解決済み
IT業界の請負契約と派遣契約IT業界で、客先に常駐し作業をしている場合 お客と自社の契約は、請負契約になっているパターンしか見たことがありません。 基本的に2重派遣防止の為、派遣契約ではなく請負契約にしていると思うのですが 現場によっては、派遣契約でもいいんじゃないのって?時が多々あります。 上記以外に派遣契約にしない理由ってあるのでしょうか?
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IT業界に従事し、発注者側のマネージャの立場で仕事をしています。 私は下請け10社位(50名くらい)に発注し、請負契約90%、派遣契約10%程度で受け入れています。 少なくともIT業界で下請けを請負う会社で派遣の出来ない会社は殆どない。 私の仕事は派遣契約/請負契約の使い分けは以下の様に決めてます。 1)要求定義~基本設計は社員主体で外注を一部使う 2)詳細設計~プログラミング~テストは外注 3)総合テストは社員主体で外注を一部使う と言う基本的な分担です。契約形態は 1)は社員を中心に人数不足や技術分野の補完を目的に派遣 2)は請負契約でシステム規模に応じて事前に見積を取り金額を確定した請負 3)は2)を依託した会社の一部の人間をテストのお手伝いとして派遣 請負を多用する理由は、派遣で受け入れると納期遅れ/品質不良が起こったとき請負業者に責任を問えないのです。 派遣は指揮命令権を発注者側が持つ事になります。進捗遅れや品質不良が発生しても責任はほぼ全部発注者が被ります。 発注者側が出来る事は、進捗が思わしくない人材の交代を申し入れる事しかありません。 納期が遅れたり納品後の不良が想定外に発生しても全部自分達の責任になります。 勿論、請負契約でもお客様への責任は元請として変わりないのですが、請負側にも責務を負担させる事が出来ます。 納期遅延の遅れた理由を明確にして請負側に責があれば当初の契約金額の範囲内で対処を求められます。 具体的に言うと、スキルのまるで無い技術者を受け入れて結果進捗が遅れたとします。 派遣なら、派遣元に抗議して技術者の交代を要求しますが、納期遅れの対策は基本的に当社が100%負います。 請負なら、お客様への責任は100%当社ですが、対策は請負会社に対策を求めます(勿論当社も協力をしますが) なので、納期遅れの対策の一部を請負側にも求められます。(勿論やりすぎると下請けイジメになるのでほどほどにですが)
なるほど:4
派遣契約にしていない理由は、IT業界は派遣免許を取得していない為に請負契約にしているケースが多数だと思います。 しかしながら、客先常駐で、客先での指揮命令を直接受けている為、多くはいわゆる偽装請負の法令違反になっています。 例え客先であったとしても、パソコン等の備品利用をする場合は賃貸借契約を行う、指揮命令系統はない等のしっかりとした請負契約を履行するか、派遣免許をしっかりととり、正式な派遣契約(指揮命令系統アリ)にするのかを行わないといけないかと思われます。
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