解決済み
京都で大工が世界無形文化遺産を目指すと宣言したもよう http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140904000087宮大工なら意義あるけど、民家の大工まで?登録されるかな? (俺のじいちゃん大工だったから気になるね)
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造詣を含む木工技術が無形文化遺産を目指すのはこれが初めてではありません。 2009(平成21)年の無形文化遺産第一回審査の際に「木造彫刻修理」として提案したのですが審査前に取り下げ、三年後には「建造物修理・木工」を申請しながら審議保留となった経緯があります。 無形文化遺産に提案するに際して必要な法的保護根拠が、日本では文化財保護法での重要無形文化財・重要無形民俗文化財・選定保存技術のいずれかに指定されていることで、彫刻修理や建造物修理は選定保存技術に指定されていますが、あくまでも修理技術であり、新築の大工技術が対象ではありません。またその修理技術もご指摘の寺社を対象とした宮大工が主体で、文化財保護法が指定する民家などの伝統的建造物での修理技術は殆ど含まれておらず、例えば世界遺産である白川郷合掌造り家屋の屋根の茅葺き作業などは一般人のボランティアに頼っており、職人の技能技巧としての継承は先細りな状態です。 大工技術の保護は大切ですが、文化財としての建造物は建築後50年以上経過していることが前提のため、寺社であれ新築の大工技術を選定保存技術にすることは困難と見なされます。建造物内装技術も同様です。 また無形文化遺産に登録されるには文化の伝承努力が重視されますが、大工のなり手が減少していることが危惧されます。人口減少が加速化する中で、若者の非就労率(ニート)の問題を人材確保の多様化で取り込むような地方創生方策が望まれます。
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