酪農の仕事ってそんなに力仕事ですか。

Question

酪農の仕事ってそんなに力仕事ですか。40代サラリーマンから、酪農家になりたいと思っています。
ある牧場に聞いてみると、研修に来ても、決まった期間を待たずに、
すぐに辞めていってしまう人がほとんどだそうです。

どこでもそうなのでしょうか。
辞めてしまう理由は何でしょうか。

朝早く、夜遅く、徹夜の時もあり、休みが無い。
こんなのは初めから分かっていることで、
それが受け入れられない人は初めから申し込んでいないと思います。
ということは、やってみて初めて分かった事が原因で辞めていくのかなと。

力仕事とよく言われていますが、世の中力仕事はごまんとあります。
その中でもとりわけ、体力が要るという事ではないですよね。
力仕事なのは間違いないでしょうが、女性もやっている仕事なので。

そもそも酪農へ甘い夢を抱いてきた人が辞めていくのでしょうか。

キツイながらも、とてもやりがいのありそうな仕事とも思います。

Answer 1

酪農関係で働く者です。農家の息子でもあります。
質問者さまが仰るような方ばかり（覚悟のある方ばかり）いらっしゃれば良いのですが・・・
残念ながら「牧歌的イメージ」を抱いて来る方が多いのではないでしょうか？
酪農の仕事は体力は必要ですが、女性でも子供でもお年寄りでも出来ることも多い。
１人前の仕事は、少なく０．５人前とかいう仕事が多いのです。
とんでもなく力がいる作業はわずかです。
作業だって難しいことはないです。
すぐに辞めてしまう方は、この”難しくない作業”を延々と”させられている”気持ちになるかもしれませんね。
でも、この作業をすることは”酪農の本当の仕事”では、ありません。
作業によって個体の情報が得られたり、乳検などで得られた情報を作業に活かすことが仕事です。
”汚い仕事”と言われる除糞ですが、その糞ひとつにもの凄い情報量が含まれるのです。
おそらく”良いハーズマン”になりたい！と酪農業へ就職する方は、いないでしょう。
だからこそ雇う側の酪農家は、作業の本当の”意味”を一番に教えなければなりません。
”意味”を教えるには”理屈”も知らなければなりません。
それが出来る酪農家は、もしかしたら少ないかもしれませんね。
また同時に酪農現場に限らず仕事の意味を理解し、行動に移せる人間も少ないかもしれません。
答えになってないかもしれません。私的な意見です。

Answer 2

酪農になりたいなら何カ所も研修に行ってみると
実態がよくわかります
そして こういう経営（牛の飼い方）がしたいという
しっかりした考えを持たないと挫折すると思います
（酪農家生まれなら別です）
研修は最低１年以上はした方が良いです
乳牛は順調にいけば１年１産です
産前産後の体調管理 季節毎のサイレージ作り
夏場 冬場の牛の管理の仕方等 学ぶ事は沢山あります
一年では到底足りないぐらいです
研修期間中は低収入です 家庭持ちでしたら かなりの資金の余裕がないと無理です

そして 酪農を始めるのに５千万ぐらいは必要です
施設代 牛購入費 機械購入費等です
年齢からして融資は難しいでしょう
借りられたとしても 返済し終えるのが６０歳近くになるはずです

乳牛は産まれてから２年以上経たないと出産 搾乳出来ません
その間 タダ飯を食わさないといけないわけです
ですから経営が安定するのに凄く順調にいっても４年は掛かります
運営資金もいりますね
北海道から九州まで盛んな所は沢山あります
色々行ってみて下さい
休みがない 力仕事 云々が問題ではない事はよくわかります
経営者になれば自分が病気や怪我をした時 冠婚葬祭が続いた時は本当に困ります

Answer 3

私は北海道の酪農家ですが・・・

今の酪農の仕事はほとんどが機械化されており、汗をかくとか、腰痛になるとかといった仕事はほとんどありません。６５歳のご夫婦でも楽にこなしているという例は、たくさんあります。

しかし、慣れというのが多分にあり、筋肉もなれているんだと思います。なれるまでは、筋肉痛や腱鞘炎といった話はよく聞きます。質問者さんにできるかどうかはわかりませんが、一般論としては可能だと思います。

でも、４０を越えると多額のお金を貸してくれる農協はまずありません。独立を希望するなら、２千万は用意する必要があるでしょう。
婿に行っても良いというなら、OKですが、ぎりぎりのラインでしょう。

まあ、自営はやりがいがあると言えますが、自営前の研修は、ただ単調な毎日で暗くなってくるものかもしれませんね。