国家公務員総合職の官庁訪問について質問があります。色々と調べたのですが、省庁にもランクがあって上のランクから下のランクの…

Question

国家公務員総合職の官庁訪問について質問があります。色々と調べたのですが、省庁にもランクがあって上のランクから下のランクの省庁をを順に訪問するのが好ましいということは本当なんでしょうか？環境省を志望しているのですが、環境省のみ訪問するということは、内定の可能性を自ら下げるということなんでしょうか？
環境省では内定を頂けなくても、外務省では内定を頂けた場合などを考えたとき、多くの省庁を訪問することが重要なんですか？

法律職で受験しますが、環境省を受験する点で不利となるのでしょうか？

１年以上の準備期間があるのですが、試験概要を少し見ただけの状態で不安です。

よろしくお願いします。

Answer 1

＜補足あり＞元キャリア国家公務員(法律職)です。採用担当官経験あります。

総合職時代でなく旧国家一種時代の話としてさせていただきますが。

まず希望官庁から回るというのは、先に内定出た場合の問題があるからです。
内定の出方は、数回の職員面接を経てから課長補佐、課長、官房長、次官と上がっていきます。
やる回数がある程度決まっていますので、先に回った方から内定が出やすくなります。

自分の中で上位の志望官庁から回り内定出た場合、即座に入省意思を表明できます。
省庁の採用担当官側からしても枠が確実に一つ埋まるのは有り難いです。
逆に下位で先に内定出てしまうと、入省意思を明確にしづらくなりますし、また採用側も枠を埋めづらいため取り消したくなり互いの関係が悪くなります。

また、省庁によりその年に必要な人材は違います。退職者の穴埋めもありますが、新しく政策担当するための人材が必要な場合もあります。なかなか互いの希望がマッチしないケースがあるから官庁訪問を数多くやる必要があるのです。

法律職はつぶしがききやすいため不利になる省庁はないはずですが、それでも採用数の多い少ないはあります。
環境省は環境庁時代から法律職採用が少ない省庁の代表です。
あらかじめ認識しておいた方がいいです。

ただ、まずは試験に合格することを考えましょう。来年の試験はかなり採用絞られるのが予想されます。

きっちり点数稼げるように頑張って下さい。

参考になれば幸いです。
＜補足＞
人気のランクですが、ご三家(財務警察経産)＞花形(外務、防衛)=旧内務(総務、厚労、国交、文科)、不人気(農水、法務)、並(会計検査院、国税ほか)があります。ランク上の省庁と内定被りますと、下の官庁が引く傾向があります。