企業内デザイナーから「制作会社」・「宣伝広報部門」へ転職は可能でしょうか？

Question

企業内デザイナーから「制作会社」・「宣伝広報部門」へ転職は可能でしょうか？私は、企業内にてデザイン（主にグラフィック・WEBデザイン分野）を担当しております。
勤続年数は6年の26歳男性です。

現在スキルアップや、自己改革のため転職活動を行っているのですが、
次職は「デザインの制作会社」か、「企業の宣伝・広報部門」で現在考えております。

そこで皆様のご意見を伺いたいのが、以下の3点です。

<1> 企業内デザイナーから制作会社に入った場合のギャップについて

<2> 企業内デザイナーから他の宣伝・広報部門への就職が可能か（未経験）

<3> 制作会社・宣伝広報部門での将来性や労働について

上記質問でお詳しい方、また経験者の方
お応えいただける質問だけで結構ですので、ご回答お待ちしております。

Answer 1

<1>ひたすら作ることを要求されます。
制作スキルや短時間での発想やオペーレート技術は上がるでしょうが、残業時間は拡大し、平日も休日も無く、給料も下がります。

労働環境や待遇が悪くなっても、技術の習得と経験値を上げたいというのなら、構わないと思いますが、その後のキャリアは企業内のデザイナーに戻ることはほぼ無く、かなり閉ざされた方向に行くしかないと考えられます。

ならば、広告代理店のデザイナーの方がまだ良いでしょう。
代理店の中のデザイナー、もしくは大手代理店が抱えている子会社の制作会社。
このクラスなら、そこそこの待遇と、それなりの仕事が得られるでしょう。

<2> 制作会社、宣伝部、広報。
この3つはそれぞれ別分野です。
なぜ一緒に考えるのかが分かりません。

宣伝部に行きたいのなら、ものを作りたいという気持ちや実績が重要では無く、マーケティングの経験や能力、興味が必要です。
誰に、何を、いつ、どのように、どれだけの量を、どれだけの金額を使って伝えるのかを考えるのが重要であり、作るというのは全体の1つの作業でしかありません。

広報ならば、マスコミ関係との繋がりが重要です。
お金を払って掲載する宣伝部の活動とは違って、マスコミに載せてもらうための活動が広報なので、そことのコネクションが重要です。

<3> 3つとも環境も求められていることも違いますし、将来性というのは職種では無く会社の将来性に引っ張られるものです。
同じ会社の宣伝部は廃れて、広報部は輝いて行くなんてことはありません。

また、比べる単位は同じにするべきであって、制作“会社”と宣伝や広報といった“部署”を比べても仕方が無いと思いませんか。

制作会社にも大小はありますが、多くは社員数人から20人未満の零細企業ばかりです。
仕事の単価は下げられて、給料や会社に維持費を捻出するために多くの仕事を受注しなくてはならず、常に薄利多売の自転車操業です。
企業の利益が落ちれば、宣伝費用も落とす必要があります。
だから、多くの制作会社がこの数年でどんどん潰れるわけです。

やりたいことが明確にあるからこそ、賢明とは言えない選択肢を取ることになっても仕方がありませんが、グラフィック系の場合は大手制作会社や代理店のクリエイティブ局に絞った方が良いでしょう。
でないと、どんどん転落するのは明らかです。

web系であっても大手の会社に行った方が良いですが、webの大手は、そういう仕事もちょっとやっていたという程度では入れないと思います。

宣伝部には、作っていたということだけでは無く、何の目的のために、どういうものを作り、その結果目標としていた数値をどの程度達成し、その結果どういう利益が生まれたのかという考え方が必要であり、多くのデザイナーにはそこまでの考えが無いのが現実です。

広報は、この中では一番可能性が低い。
未経験、おそらく専門卒、26歳、男、マスコミとの繋がり無し。
無いですね。

Answer 2

<1> データの共有やチームでの作業になります。使用ソフトはプロダクションによって変わりますが
Web専門のところは、イラレよりもファイアーワークスを使用するところが多いです。
操作になれていないと、戸惑うかもしれません。
あと、DTP的なデザインできるやつはゴマンといるのですが、フラッシュやプログラミングができる奴は強いので
やっておいたほうがいいと思います。制作会社はさまざまなクライアントに対して、さまざまな提案をしていきます。
企業専属のように、企業のカラーで同じことばかりを続けるのではなく、オプションつけて見積もり高くするのが仕事です。
フラッシュに強い奴、プログラムに強い奴は重宝されます。
DTPよりの人間はフラッシュやプログラムができない奴がほとんどです。
広告会社から派生したようなプロダクションは、フラッシュやプログラミングに弱い側面を持ちます。

<2>可能だと思いますが、その2つの職種をわけて考えたほうがいい。同列にみないほうがいい。
企業の宣伝広報に的を絞って求職するのは、かなり難しいと思う。
ほとんどの奴は営業に回されるのがオチ

<3>正直、企業の専属デザイナーでいれるなら、そちらのほうが幸せな人生になると思う。
ただしスキルはつかない。
しかし
プロダクションに入ると今以上に残業が増えると思ってください。
給料も減ると思う。