消防の仕事で、ヘリポートにヘリ応援に出動する際、救急であっても救急車と同時に化学車（消防車）が出動するのはなぜですか？

Question

消防の仕事で、ヘリポートにヘリ応援に出動する際、救急であっても救急車と同時に化学車（消防車）が出動するのはなぜですか？ヘリでヘリポートまで急患を搬送したあとに、救急車で病院まで搬送するのですが
救急車と同時に消防車がやってきます。
火災などはないのですがなぜ消防車まで出動するのでしょうか？

補足

ヘリの着地地点で水をまく様子はありませんでした。
また出動していたのは普通のポンプ車ではなく化学車というのも気になります。
２度ほど現場を見たのですが、いずれも救急車、化学車という組み合わせでした。

Answer 1

東京消防庁の例ですが、河川敷等を臨時離発着場に指定する場合、地元の署所から化学車１隊が出場し、航空機事故に備え警戒活動を行います。
このケースの出場区分は「危険排除」といいます。

この活動は火災等の警戒であり、ローターによる砂塵除去の散水や航空機誘導活動はありません。ただし、周辺における散策等の人が存在した場合、安全区域まで避難させ発着の支障がないようにする行為は含まれます。

Answer 2

それは化学車ではなく、地上支援車と呼ばれるものではないですか？

消防防災ヘリは、通常は地上支援車と共に行動します。

もちろん、車両が入れない山岳地帯には行きませんが。

Answer 3

ヘリの離着陸時の誘導員として出動です。消防隊員がヘリの前方に位置して腕を振っていませんでしたか？ヘリの操縦士に対して指示・合図をします。化学車は万が一の時の消火用として。航空機火災対応なので化学車。

Answer 4

ウチの場合は，散水の必要がなくても付近の警戒のために必ずポンプ隊が出動します。

ヘリの風圧（ダウンウォッシュ）により付近の物が飛んだり，人が入ってこないようにするためです。

救急隊は傷病者に付いていなければならないので，警戒要員が他に必要になります。