映画やテレビのテロップに、広告代理店の名前が連ねてあります。

Question

映画やテレビのテロップに、広告代理店の名前が連ねてあります。広告代理店がテレビや映画制作にはいり何ができるのですか？
なにをして金を稼いでいるのですか？

また、なぜ専門の会社は門外漢の広告代理店を介入させてるのですか。つかえるの？

裏で動いてもらえばよいではないか

Answer 1

そんな簡単な話ではないし、大手代理店が裏方稼業というわけでもありません。

番組制作に際しては勝手に作りたいものを作るわけではありません。
事前にリサーチをし、数字の取れる企画の立てる必要があります。
そこに強いのが、様々な情報を持っている大手代理店。

視聴率を調査しているビデオリサーチも電通の傘下だって知らないでしょ？

それらの調査や企画立案だけでなく、制作資金を集めたりもします。
制作資金集めというのは、つまりCMを出すスポンサー集めのこと。

番組を放送するには、局があり、制作会社があり、それらの会社を動かすためのスポンサーがありますが、すべてバラバラなので統轄する機関が必要です。
それが代理店の役割になっています。

すべての会社を連携させたら、番組枠の確保や宣伝、版権管理等も行うため、業務範囲は非常に広い。

そういう役割を担い、また力も強大なため、単なる裏方の一企業というよりも、番組制作や映画制作の中核に位置しているんです。

大手広告代理店を単なる出入り業者のように雑に扱うと、番組を作り、放送することが出来ない仕組みになっています。
だから、関係企業としてエンドロールに入るのは当然なんです。

番組制作まで関われるような大手広告代理店は、全然門外漢ではありません。
そこらに数多くある、一応広告代理店のような仕事をしている企業とは、存在が全然違うんです。

Answer 2

テレビや映画を作っている会社は
直接、出演者の交渉や
どのテレビ局で流してもらうとか、
ＤＶＤにして売るための流通については
知らない事があります。

テレビ制作会社や映画会社は
演出したり、映像を編集する能力はあっても
それ以外のことは実は知らない場合が結構多いのです。

それで、電通や博報堂みたいなところが
出演者の交渉、商品の流通などの面倒な交渉を
引き受けてくれるのです。その手間賃で稼いでいるのです。

最近は予算が厳しくなったので、制作会社そのものが
出演者を選考したり流通も介入して、極力予算をかけない努力を
しているようですが、ネットワークがすごいので、いまだに
広告代理店にお世話になっているところもあるようです。