現役のデータサイエンティストです。 まずPython3エンジニア認定データ分析試験ですが、この資格は私も持っていますが、そんなに優先順位が高いものだとは思いません。 というのもこの資格は「pythonを使えて、かつデータ分析の知識もある人が、pythonのデータ分析用のパッケージの使い方を知っているかどうかを測る試験」でしかないからです。 つまり前提としてpythonがある程度書ける必要があるのと、またこの資格の勉強をしたからといってデータ分析のことが分かるわけではないという事なんですね。 実務として普段からpythonでデータ分析をしている私はほぼ勉強せずに(範囲を知るために教材を1時間ほど眺めた程度で)楽々合格したので、単にpythonのパッケージの扱いに慣れているかどうかだけを問われるものと思ってよいと思います。 より本質的な勉強という事になると、まず挙げたいのは統計検定です。 AIを作る上ではデータの扱い方を知る必要があり、その理論的な背景は何といっても統計学です。 統計学を知らなければデータを正しく扱うことができないですし、機械学習も統計学をベースとして発達してきました。 ひとまずは統計検定2級を目指してみるのが良いと思います。2級を持っていれば実務上の基本的な知識は有しているとみなされます。もう1つ上の準1級まで持っていれば、実際に統計学を利用するうえでは十分な能力があるとされます。ちなみに1級は統計学を実際に使うというよりも数理統計学、つまり数学的な統計学の理論を問われるので、ちょっと毛色が変わります。 またAIを開発して最終的に製品・サービスとしてリリースするうえではITの知識も必要になります。 そういう意味では情報処理技術者試験を受けるのがおすすめです。とりあえずは基本情報、余裕があれば応用情報も取っておくと良いでしょう。 他にも今はクラウド環境を使って開発運用を行うことが多いので、AWSやGCPの資格も価値があります。いずれも最も基本的な試験だけでも受けておけば基本的な雰囲気はつかめるかと思います。 加えて、資格ではありませんが、データ分析コンペへの参加もしてみると良いと思います。 一番有名なのはkaggleですが、何らかのコンペに参加して、実際に機械学習モデルを作成し、それを改良していくという一通りの作業を経験してみてください。 もしまだやったことが無いならば、思った以上に地味で泥臭い作業が多いというのが分かるかと思います。案外華やかな世界ではないので、もしかしたらイメージが変わってしまうかもしれません。
なるほど:2
少し観点が違いますが悪しからず。 資格も大事だと思いますが、実務経験(ポートフォリオ)があるとより重宝されると思います。 最初はクソ安くていいので、クラウドワークスとかココナラとかでデータ分析業務を1件でもこなすほうが役に立つかと。
なるほど:1
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