そもそも、いわゆる社会人採用や経験者採用は別とした新卒採用で、高卒級の試験で30歳で受験できるものは稀です。 ここでの質問を見ていると少数ながらあるようですので、もし質問者さんが実際に入庁時30歳で試験を受けようとしているのであれば、受けようとしている試験が30歳でも受けられることを既に確認しているのであればいいですが、そうでなければ、実際に30歳で受けられる試験が見つかってその試験を受けようと決めるまでは、考えても無駄です。 もし合格した場合には、初任給を計算する場合に、大学へ行っていた期間は役所で働いていた期間と同じに換算されますが、働いていた期間は、その仕事が役所の仕事にどのくらい役立つかによって、8割~3割くらいの掛け目がかかりますので、 結果として、国家公務員、又は国家公務員の制度を真似している地方公務員であれば、高卒後12年働いた30歳と高卒後大学に行ってから8年働いた30歳では、後者の方が少し初任給は高くなることが多いです。 その後しばらくの間は同じペースで昇進・昇給していきますが、あるレベルから先は、採用されてからの評価しだいです。
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30歳以上の大卒でも受験可能な高卒程度の試験があるという前提でお話しします。 (そもそもそういった試験はあまり目にしませんが、この際気にしません) まず給与は差が生じる可能性があります。 初任給の算定にあたり学歴加算や職歴加算がありますが、特に職歴加算については、単純な勤続期間だけでなくどういった業種だったかも加味されますので、同じ勤続期間の人同士でも差が生じやすいのです。例えば前職が同じ公務員なら100%職歴として換算される場合が多いですが、異なる業種だとその換算率が低くなります。80%だったり50%だったり、場合によっては0%だったり。 対して学歴加算については、基本的には学部学科問わず就学期間が100%職歴として換算されます(あまり明るくないのですが、おそらく休学期間や留学期間があると事情は異なるとは思います)。 実のところ主に職歴加算の計算については他にも細かい計算方法の規定があったりするのですが、採用元次第で異なる部分もあるかと思いますので、とりあえず色々と条件が揃えば「高卒で職歴12年の30歳」と「大卒で職歴8年の30歳」の給与は同額になりうるとお考えください。必ず大卒が上になるわけではないです。 昇進については、新卒から公務員を続けている同い年30歳に比べたら遅れる可能性が高いと思います。主に研修期間の違いですね。 新卒入庁組は、概ね30歳までに30歳以降のキャリアを決定づける重要な研修を終えています。後から入庁組は、短縮プログラムでそれを追いかける形になるでしょうから、どうしても遅れる可能性が高いです。 なお「高卒で職歴12年の30歳」と「大卒で職歴8年の30歳」の間で昇進事情に差が生じるかについては、正直なんとも言えません。新卒入庁組の高卒と大卒の昇進事情についても諸説あるので、それと同じことですね。
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