高卒の人もたくさんいますよ。 宗派によって違うかもしれませんが、真言宗謀派の場合はパターンとして3種類。 ①高卒で本山に設置されている教師養成所(専修学院とか伝法学院などの名前の教育機関)で1年学び、教師資格を取得する。 ここで言う教師とはお坊さんのこと。 学校の先生という意味ではありません。 高卒の場合は学院に入ることがマストです。 ②宗門大学を卒業する。 宗門大学をただ卒業するだけではダメで、それ以外に加行などの修行や本山指定の研修わ受けなければならない。 ③一般大学を卒業し、それ以外に加行、本山指定の研修を受ける。 この3パターンです。 ①の場合は学院で寄宿生活するので、私の所属する派の学院の場合は、1年間、本山からの外出も月に一度くらいに制限され、携帯、テレビ、雑誌等、全て禁止です。 生活は朝5時前には起床し、本山各所の御堂開け、掃除等を行い、その後、朝の勤行4〜50分くらいで、それが終わってから朝食です。(食事中は無言) その後、また御堂の掃除や境内の掃除の作務を行なって、一休みしたら9時くらいから授業です。 夕方4時くらいに夕勤行を30分ほど行い、御堂閉めをして、温習がある時は温習を受けた後に夕食。お風呂。自由時間で、夜10時くらいに消灯です。 厳しい生活に感じるかもしれませんが、辛く感じるのは最初の1〜2ヶ月で、慣れたら快適みたいですよ。 でも、最初の頃は辛いので、時々脱走する修行僧もいて、探されて最寄り駅で発見され、連れ戻されたなんて話もちょいちょい聞きます。 後で笑い話になりますけどね。 1年間の学院期間中に加行を行います。 食事は普段は肉も出ますし普通ですが、加行期間中だけ精進になります。(肉やコーヒーなどの嗜好品、お菓子やジュースも禁止です。) 私は③の一般大学卒の修行で、加行と本山指定の研修期間は学院生と同じ生活をしていたのですが、こんなことを1年間やっている学院生って、本当に尊敬だなと思いました。 でも学院生に話を聞くと、先程も書きました通り、辛いのは最初だけで、すぐ慣れると言ってましたよ。 お坊さん仲間からの評価としては、学院卒の人は一目置かれるとまで言うと言い過ぎかもしれませんが、学院を出てると言えば、「この人はしっかり修行し、しっかり学んだ人だ」という目で見られます。 学院生同士の連帯感もありますし、阿闍梨や本山の偉い人々も、学院生のことは可愛がります。 私などは③なので、1〜2週間から2ヶ月ほどの期間の研修を年に何回か受けに行って修行する形でしたが、時々本山に来る私達のような修行僧と比べて、学院生に対する本山の方々の目線というのかなぁ、そういうのは、厳しい中にも愛情というか、大切に育てている感じが伝わってきました。 本山で1年生活しているので、学院生は人脈も広いです。 偉い人とかと仲良くなったりしてます。 それは羨ましいと思います。 学費面ですが、寄宿生活をするので費用はかかります。(詳しいことは調べてみてくださいね) が、教育費などは本山が負担する部分もあり、優遇はされています。 あと、学院での修行期間ですが、派によって違いますので、そこもチェックしてくださいね。 上記はあくまで、私の所属する派の話です。 記事自体は直接関係ないですが、色々な宗派、色々な派の学院の名前が載っているので、参考までに貼っておきます。 https://nisinojinnjya.hatenablog.com/entry/20070330 ところで、あなたは以前に密教の修行に一生を捧げたいという質問をなさっていた方ですか? 別の人かな?
なるほど:1
宗派によっては中卒でもOKです。 修行も宗派によってさまざまですが、 ある宗派では朝5時から2時間ほど座禅や読経し、粥を食べまた座禅、 昼食も粥で読経や作務があり、夕食も粥で夜10時までまた座禅。
なるほど:3
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