歯科医について質問させていただきます。

Question

歯科医について質問させていただきます。私は生来歯が丈夫で、歯科医のお世話になった回数は一般の人々よりはかなり少ないと思います。しかし年齢を重ねるうちに虫歯にもなり、2本程度の奥歯を抜きました。抜糸後には鎮痛剤と化膿止めをもらいました。ちゃんと服用していたのですが、ばい菌が入ったようで歯茎が腫れてきて慌てて担当歯科医院に駆け込んで腫れを抑える薬を調剤してもらおうとしたのですが「鎮痛剤と化膿止め以外は出せない。」と言われました。結局近所の内科医で調剤して貰いましたが「歯科医の治療範囲はなんて狭いのか。」と感じました。
私の大学の同級生で勉強して某公立大学の医学部に再入学した者がいるのですが、その者に言わせると「歯科医は医者ではない。あれは職人に過ぎない。(差別的な言い方ですが実際の発言を載せました)」と言っていました。確かに当時は英語で「歯科医=ﾃﾞﾝﾃｨｽﾄ」と言って医師ではなく技術者でした。
実際歯科医の方々や歯学部の学生方はどう思っているのでしょう？自分たちのことを「歯の専門医」だと思っているのでしょうか？それとも「腕のいい技術者」だと思っているのですか？失礼な質問だということは判っていますが、ぜひ思いを聞かせてください。

Answer 1

歯科医です。確かに、歯科医師の多くは医師が学んだ全身医学を学んではいません。また医師が普通に行う手技のトレーニングを受けていません（口腔外科を除いて）。そのため、臨床の現場で医師に馬鹿にされることがあるようです。特に地方医大出身のDrは大学に頭頚部外科（耳鼻咽喉科や外科、歯科口腔外科が担当）の教育が充実していないせいか、よく質問者さんのお知り合いのDｒような発言をする方をたまに見ます。

恐らく、歯科は虫歯を削って・詰めて、入れ歯を作る程度の理解しか無いと思います（医師であっても）。

実際は、そのような一般歯科から、堀ちえみさんが不幸にも罹病した、口腔がんの治療まで幅広く行います（ただ残念な事は、その口腔がんを歯科医師が見落としていたことです、ここがお医者さんに歯科医師が馬鹿にされる原因だと思いますし、現状の日本の歯科の問題点だと思います）。

全国各地にある、がんセンターにも歯科医師は在籍し、一般歯科から外科手術まで参加していることをお伝えしたいです。また、大学や研修施設でトレーニングを受けた歯科医師は、診療所でも、おやしらずの抜歯や、嚢胞・良性腫瘍の摘出など、小外科手術を日常的に行っています。

一応、私自身は「口腔外科専門医」資格も取得しており、歯の専門医というより、口腔・頭頚部の専門医だと思っております。

因みに、アメリカや日本では、歯科はれっきとした医学の一分野として認められています。アメリカの歯科医の称号は、出身大学により2種類あります。一つは、Doctor of Dental Medicine (ラテン語では、Dentariae Medicinae Doctor ）で、略称はD.M.D.です。もう一つは、 Doctor of Dental Surgeryで、略称はD.D.S.です。しっかり、Dｒ称号です。日本では全て、D.D.Sです。日本でも、ドクターです。

Answer 2

逆の経験もしてます

ある患者さんが、頚部の痛みの治療で、内科や耳鼻咽喉科の複数の病院に行っても診断が不明で、歯科かもしれないと私の歯科医院に来ました

遠くの住所でしたので、紹介なのかもしれません

視診とレントゲンでは全く異常無しでしたが、問診で99%の確率で初期の帯状疱疹でしょうと説明し、診断確定と処方箋のためには直ぐに皮膚科専門医に行って下さいと言いました

後日、患者さんから電話ありまして、私の診断通り帯状疱疹で間違いなく、抗ウィルス治療薬を飲んで快方に向かってるとのことでした

複数の科の医者達が診断付けれない とは情けないと思いましたね

なお、歯医者でも帯状疱疹の抗ウィルス薬を処方できますが、無理せず皮膚科専門医に任せるべきだと判断しました

帯状疱疹は跡が残ることもあるので、見える部位ですから最善を考えました

医者から馬鹿にされてる歯医者ですが、医者と対等な知識を持ち、処方してる歯科医も、あることを知って欲しいです

私の母校は旧帝で口腔外科に強く、医科歯科大学口腔外科教授も輩出しています

Answer 3

アメリカとかでは歯科医の方が医師よりも上の雰囲気があるというか

なるのも難しいし、憧れの職業で医師抜いて何年か連続で1位になるような職業です

ですがまあ日本では医師の方が立場は上の傾向にありますがね…。

技術者だと思ってる連中はあんまりいないと思いますが…。