解決済み
編集者・ライターの方に質問です。私はとある月刊紙の編集に携わっています。(いわゆる編プロです) 当初は1回か2回の予定で、あるコーナーを担当し、個人的な知人に、原稿や写真の提供をお願いしていました。 そのコーナーが読者さんにかなり人気だったため、ネタがない時や枠に空きが出てしまった時にも協力をお願いすると、その都度快く応じていただきました。 ですが、これまで一度も謝礼金をお支払いしたことがありません。 確かに当初は、先方の活動を世の中に知ってもらう良い機会ともなるし、こんなに何度も掲載が続くことになるとは思っていなかったので気軽にお願いしていましたが、回を重ねるごとにだんだんと心苦しくなってきました。 そこで編集長に、少額でも構わないから1回の掲載ごとに謝礼金をお支払いできないか相談しました。 すると「予算も少なく、あちらにとっても活動を知ってもらえるいい機会になっていて対等な関係なのだから謝礼は支払えない」と言われました。 腑に落ちなかったので、それから編集長にそのコーナーの制作を頼まれても、何かと理由をつけて断ったりもしていたのですが、今度は版元から、このコーナーをレギュラー化してほしいと依頼が来ました。 「版元のリクエストで、しかも毎月コンスタントにお願いするのであれば、もはやこちらが仕事をお願いする立場で、そういう意味では対等ではないと思う。やはり謝礼は必要では?私も個人的な付き合いのある方なので気持ち的にもつらい」と編集長に話しましたが、それでも返事は「謝礼は支払えない」の一点張りでした。 理由は、うちはお金のやり取りを目的にこの新聞を作ってるのではない、協力してもらう方にも、金銭目的ではなく、読者や子供達に広く情報やその人の活動を知ってもらうためだから。だそうです。 謝礼と言っても、1000円、1500円でもいいと思うのです。要は、協力してくれてありがとう、という気持ちさえ伝われば。 それなのに、こんなに頑なに謝礼の支払いを拒むのは、私にはどうしても理解できません。 編集長はどこの新聞でもそうしてるはずだと言いますが、本当にそうなんでしょうか? 編集長から、私の知り合いの方に対して「お金は出せないけど、これまでどおり協力はしてほしいと頼んで。それで断られれば仕方ないから」とまで言われました。 なんだか、人の繋がりや気遣いはまるでなく、知り合いならうまく利用しろと言われてるようですごく嫌な気持ちになりました。 正直、知り合いは新聞に記事を提供できること、それが好評なのは嬉しいと言ってくれていて、あちらから謝礼を求められたことは一度もありません。 私にとっては個人的に大切な人だということもあり、今後毎月協力してもらうのに、1円もお支払いできないなんて心苦しいとしか思えません。 編集長の言うことは正しいことですか? 本当にこれって、どこの出版や編集に携わるところでも当たり前の常識なんですか? 私もライター経験はまだそれほど長くないので、「普通」がわからなくて…。 同じような仕事に携わる他の皆さんのご意見を聞いてみたいです。 よろしくお願いします。
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お知り合いの気持ち次第としか言いようがない。 世の中には、例えば結婚して専業主婦やっててため息ついて「たまには社会に参加してる実感を得たいわー。情報を発信するような仕事してみたいわー。でもお金をもらっちゃったら責任重大でしょ、やる気が萎えちゃう気がするの。だから無償のボランティアレベルがちょうどいいのよ」って人もいるんだ。そういう人はむしろ金を受け取りたくねえんだよ。だからお知り合いが納得してるなら「お知り合いは」それでいいんだ。「お知り合いは」。 問題はさ、そういう人はたとえば「子供がピアノの選考会で入賞したの!」とかイレギュラーな事態が起きた時、「本選目指してレッスンに付き添ったり衣装縫ったり忙しくなるからお仕事やめるわね!」って無責任に言う権利があるってことだ。だって金もらってねえボランティアなんだもん、いつ辞めたってその人の勝手だ。そして当然、急に辞められて一番困るのは編集部と決まっておるのだ。金を受け取っていないがために事の重大さが分からんアマチュアさんは入稿日直前に平気な顔して「辞めますね~」と言うぞ。 だからマトモな編集部や編プロは「その人のためじゃなく」「自分らのために」絶対にゼニを払うよ。それができねえ編プロは長くねえよ。 お知り合いが不満を抱かず納得ずくでボランティアやってるなら、「お知り合い当人は」それでいいんだ。無償で記事を引き受けるかわり、いざというときの責任からも逃れているのだから。 だがそういうボランティア依存に慣れちまった編プロほど恐ろしいものはない。医療情報サイト「ウェル●」みたいな大トラブルに発展して取り返しがつかなくなってから「アマチュアに無償や爆安で依頼したことのツケ」を払うことになるんだ……。
編プロ出身のライターです。独立後は雑誌編集者やニュースサイトのディレクターをしていた時期もあります。 確かに、この編集長のようなことを言う人もいますね。 ただ、営利媒体であるのならお金は支払うべきです。 これが取材で相手が理解してくれたならノーギャラでもいいと思います。ですが、原稿を書いてもらって払わないのは私の中ではないかな。 もしそれを要求してきた場合、私は先方に事情を説明し、自分は納得していない旨を話したうえで断ってくれて構わないと伝えます。 ただ、ちょっと失礼な依頼ですし、相談者さんの判断で断ってもいいかもしれません。 編集長も「それで断られれば仕方ないから」と失礼な頼み事をしているのを自覚しているみたいですしね(笑)。 以上、参考にしていただければ幸いです。
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