解決済み
なぜ日本の会社は土日働いたり残業しても一杯一杯なのに海外の会社は土日休みで残業なし、仕事より家族優先でロングバカンスもあるのに余裕があるんですか?
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それはちょっと誤解があるでしょう。私もこっちに来るまで何となくそう思っていましたが実態はそうでもありません。 本当に、残業を一切しないでロングバカンスを楽しんでいる「海外の会社員」全員が「余裕がある」か、といえば決してそんなことはありません。そういう人達もいますがそれは日本にだっているでしょう。 例えば私が住んでいるオーストラリアの場合、確かに会社の残業はありません。したくても会社がさせてくれない。当然、雇用契約にある年俸ぽっきりしかお金は入らない。だからどうするか。当然、収入に合わせて何かを節約しているか、それとも副業をやってお金を余分に稼ぐかのどちらかですよ。 例えばうちの家に土日に来てくれる職人さん(大工、配管工、電気技師、庭師、便利屋など)は自営業で割増料金をとれる土日に「も」(もちろん平日も仕事があれば働く)人達か、平日は同業の会社や別業種の会社で働いていて、終業後や土日に個人で仕事を請けおっている人達です。欧州にだってそうやって、平日と土日、昼間と夜、別の仕事をしている人達が沢山います。 逆に、時間の方が大切だから収入を増やすのではなくて節約する、という人達もいます。自動車は買ったら壊れるまで買い換えたりしない。豪華なオプションはつけない。自分の家はできるだけ自分で修理する。服は流行を追わず、こまめに自分で丈を直したりしながら、時には親の服を直して着る。食事に贅沢をしない。オーストラリアだったらギリギリまでは一人で住まないで住居費を節約する。 また「ロングバカンス」というと日本の人達はどうも豪華な家族旅行を想像しがちですが、フランス人やオーストラリア人の長期休暇は人によってはとてもつましいものです。キッチン付きの海辺の家を借りて、近所のスーパーや市場で食材を買ってきて自炊をしながら昼間は泳いだり釣りをしたりして過ごすだけ、その間パリの家は外国人観光客に貸している、というフランス人家族を知っています。彼らに家を貸している大家はその間は別の場所で同じような家を借りて住んでいるそうです。別に贅沢なものを食べるわけでもないし、三食上げ膳下げ膳でやっているわけでもない。オーストラリアなら特に出かけるのでもなく、投資用に買ったボロ家を家族総出でリノベーションしている一家とか、遠くに住んでいる友人とその間だけ家を取り替えて違う土地での休暇を楽しんでいる人達も沢山います。家畜とペットを置いていくので、世話をしてくれるなら無料で家を貸します、という人達も多くそういうものを見つけては出かける人達もいます。 みんな、それぞれ限られた収入をどう増やすか、あるいは収入は増えなくても家族との時間を節約しながら大切に過ごすか、考えています。 ただ、例えばオーストラリアだと贈与税や相続税がない、働き始めたときから法律で決められた割合で企業が積み立てをしている(退職金制度がないのでその代替)、自宅の売買で得た利益は非課税などの制度があるので、最初からこの国に住んでいる人達は「貯蓄をする」ことに熱心ではなく片っ端から消費と投資に回すので、そのぶんは余裕がありますけど。 北欧のように高齢になってからの福祉に国民が安心感を持っている国もそういう面があるでしょう。今の収入を今使ってしまう、あるいは投資しても困らない、という点では日本より良さそうです。
そもそも、全ての国が基本が同じ環境ではないので。 日本は世界有数の災害国です。ヨーロッパやアメリカはそこまでじゃないです。特にヨーロッパは安定した地盤で滅多に地震も起きません。災害が起これば国から出て行く金も増え、国民が支払う税金も増えます。 また収入の面ではエネルギー資源が日本には余りありません。 そういう環境ですから、某国が国民は全て公務員にして、無税で高給取りが実現している国もあれば、日本のように海外からエネルギーを輸入しなければならない国もあるわけです。 当然ですが、無税で高給取りなら余裕も生まれます。いつまでそのエネルギー資源が続くかはわかりませんが、少なくともそれがアドバンテージになっているのは間違いなく、そのエネルギー資源を使って国を豊かにしているわけです。 そこを皆さん勘違いするので、頑張ってるのに他国に比べて貧しいと言いますけど。 資源がなくて、災害が多い日本は、これでも頑張ってる方だと思いますよ。
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