27歳現役バスガイドです。 新卒(高卒)で入社して以来8年勤めています。 長くなって申し訳ありませんが参考までに読んでみて下さい。 バスガイドの多くは、新人の研修期間に退職してます。新人の離職率はかなり高く、半分残ればいい方です。そして、退職していく人の多くが、幼い時からバスガイドになりたかった人たちばかりです。ガイドに夢を見過ぎて、理想と現実のギャップについて行けず辞めてしまうのです。 新人バスガイドの苦労は、やはり歴史や観光名所などを覚えることです。最初のうちは、ノートや教科書を見ながらでの案内になります。完全に何も見ず、自分の頭の中だけで話せるようになるには何年もかかるのです。ベテランガイドでも、初めて行く場所は前日に下調べや勉強を行わなくてはいけません。新人ならばなおさらです。最初はお客様に新人であることをからかわれたり、自分の知識不足を痛感してしまう事も多いです。それを克服するには、日々の努力しかありません。 バスガイドは、拘束時間が長い仕事です。配車地に向かう前にバスの清掃から始めなければいけないので、起床時間は早朝がほとんどです。お客様の観光中もバスで帰りを待つ必要がありますし、帰りに渋滞などに巻き込まれてしまうと帰宅が深夜になってしまうこともあるのです。もちろん一日全て案内業務もしなければならないのではなく、待機の時間の方が多い仕事もあるので休息時間はあるのですが、ほぼ丸々一日拘束されてしまいます。 また、仕事の予定は直前に出ることも多く、急に変更になる場合もあります。一般企業と異なり、休みの予定を立てることが出来ないので、きちんと定時終了する職種を求めて退職する人が多く見られます。また、家庭との両立が難しく、結婚や出産などを機に辞めてしまう人もかなり多くいます。 バスガイドは、体力がなければ務めることが出来ません。行楽シーズン中などは、バスガイドにとって一番ハードな時期です。毎日仕事が入ってくるので思うように休みも取れず、早朝から勤務し、帰宅も深夜が多くなってしまうので、この時期に体を壊し転職する人も少なくありません。 また、ガイドは立ち仕事が主になるので腰や足などを痛めてしまう方もいます。ガイドは急に休みを取られても変わりの人員の確保が難しい職業ですので、仕事が与えられたその瞬間から体調を万全の状態にしなければなりません。反対に閑散期は待機や休みが多くなるので、この時期に上手にリフレッシュできれば良いのですが、日頃から身体には十分に気をつけておかなければなりません。 バスガイドの退職理由として、人間関係を挙げる人もいます。ガイドは他の職業に比べ、上下関係がはっきりしている職業でもあります。先輩やドライバーさんを立てることは、お客様を立てる事にも繋がるからです。 特に新人の間は先輩ガイドについて仕事をしなければならないので、一人の時間を確保するのが難しくなりますし、最初はマナーや言葉使いなどで指導される事が多いでしょう。学校の部活動などで上下関係を学んでいれば良いのですが、そうではない人にとっては悩みのタネになります。また、乗務中やお客様や添乗員など、気を使うことも多い仕事であり、乗務終了まで気が抜けません。この人間関係が辛く、退職を選ぶ人もいます。 しかし、縦の繋がりが強いので、仕事で不明点や悩みなどがあってもすぐに相談できる環境が整っているとも言えます。先輩ガイドの他にも、毎日の乗務で新しいドライバーや添乗員とも関係を築かなければなりませんが、そこに自分に合わない人がいたとしても、毎日顔を合わせる訳ではありません。いつでもフレッシュな気持ちで仕事が出来ることは、バスガイドという職業のいい所でもあります。
なるほど:5
長年バスガイドやってます。遣り甲斐あるからです。この世に大変じゃない仕事ってありますか❓どの仕事も一生懸命やれば、大変なわけです。私は、東京のバスガイドですが今年は北は青森、他、奈良京都、能登半島と、幅広くガイドさせて頂きました。お客様が、なるほどと、うなずいてくれたり、楽しかったと言ってくれたり、本当に別れ際は、感動しますよ。まだまだ、この先も辞めるまで勉強したいです。それがバスガイドです。
なるほど:1
そうだね:1
長時間労働 不定期なシフト 土日休みが出来ない 客からのセクハラ 運転手からのセクハラ 安い賃金 先輩からのパワハラ やり甲斐のなさ 業界のあるあるだねぇ。
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