解決済み
無形固定資産の減価償却処理についてなぜ無形固定資産の減価償却で用いる勘定科目は、〜費とつけず、〜償却としているのでしょうか? 例えば商標権償却はどうして商標権償却費ではないのですか?
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英語では、有形固定資産の減価償却はdepreciation、無形固定資産の償却はamortizationと言って区別しています。 そのため、日本でも厳密には、有形固定資産については減価償却、無形固定資産については償却と言います。 日本語で償却と言った場合、会計的には、「費用にする」と言う意味なので、わざわざ「費」をつける必要はないと思われますが、古くからの慣行で、会社法や金融商品取引法の財務諸表上の勘定科目では減価償却費にしています。 なので、会計学者によっては、自分の著書では減価償却に費を付けないで記述している人もいます。 またamortizationは、無形固定資産の償却だけでなく、繰延資産の償却も意味しますが、繰延資産には社債発行費など、もともと費が付いた勘定科目が多く、その償却に費をつけると、社債発行費償却費のようになってしまうため、同じamortizationである無形固定資産の償却にも費を付けないのです。
なるほど:2
無形固定資産は物理的には年数経過により減価 しません。その点が有形固定資産とは異なり、 一定の期間で帳簿価額を0にすると言う目的が まさに償却という言葉とマッチするということ でしょうか。資産価値が減少する場合に費用を 計上するという考え方が妥当なので、無形固定 資産の場合は「費」とはしない。そう思います 。
費用と聞いて思い浮かぶものとは異なるためと思います。 費用は、簿記でいえば収益の対義語ですが、一般的には経費を思い浮かべると思います。英語のニュアンスでいえば、本来はexpensesですが、一般的にはcostを思い浮かべるのだと思います。 商標権償却「費」としてしまうと、経費と似たものと間違われてしまうおそれが生じます。そのため、「費」をつけていないのだと思います。 減価償却費は、日本に簿記が導入され早くから使われていた科目のようです。簿記の考え方や経費という考え方が一般化する前に導入されたことから、減価償却の「費用」という意味で「費」を付け、それをずっと使っているから変えずにいるのだと思います。 なお、無形固定資産でもソフトウェアの償却については、「減価償却費」や「ソフトウエア償却費」(タクソノミ)などの科目を使うのが一般的です。 http://www.kanjyoukamoku.com/softwer.html
無形は言葉通り形が無いからです。有形のものは形で減価が分りますが、無形のものは減価が見えないからです。証票そのもののメッキがはがれていても、会社の信用に傷が付いているわけではないのです。
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