はじめまして。 娘が北海道大学水産学部を目指しており、「将来は農林水産省で働きたい」と言っております。 娘は…

Question

はじめまして。

娘が北海道大学水産学部を目指しており、「将来は農林水産省で働きたい」と言っております。

娘はストイックな性格をしており、帰省のしやすさや利便性を求め 地元や都心の大学に行くよりは、知らない土地で自分の力を試したいようで、北海道の大学を選んだそうです^^;

母親として、娘の将来設計についてある程度理解を深めたいと思っています。

しかし、北海道は私の地元からとても遠い上に 私の周りに公務員がおらず、全く情報が入って来ません。

以上の事から、皆様の力をお貸し頂きたいです。

質問は以下の８つです。

①北海道大学の水産学部(以下 北大 水産学部)の生徒が、農林水産省や環境省などに就職する事は可能なのでしょうか。

②北大 水産学部では、どのような事を学ぶのでしょうか。

③北大 水産学部から世間で言う キャリア官僚になることは可能でしょうか。

④国家公務員一種に合格するべきでしょうか。(とても難関だったと思いますが...)

⑤もしそうだとしたら、北大 水産学部の学生は国家公務員一種に合格する事が出来るのでしょうか。 それは大学の勉強との両立は可能でしょうか。

⑥農林水産省は転勤族なのでしょうか。

⑦北大 水産学部出身者は官僚に官僚になった後、出世できるのでしょうか。

⑧北海道の札幌、函館はどのような所なのでしょうか。(人柄、土地柄など...)

どうか皆様の力をお貸しくださいｍ(_ _)ｍ

補足

申し訳ありません。
⑦の「官僚に」が連続している部分はミスです。

Answer 1

おはようございます。御嬢様のご将来を決める進路にかかるご心配の段、痛いほどお見舞い申し上げます。

順次、知り得る範囲でお答えします。

＞①北海道大学の水産学部(以下 北大 水産学部)の生徒が、農林水産省や環境省などに就職する事は可能なのでしょうか。

環境省については分かりませんが、農林水産省については「農水技官」として「水産庁」への採用となります。（＊環境省への出向の可能性はゼロではないと思われます。）

＞②北大 水産学部では、どのような事を学ぶのでしょうか。

申し訳ありません。法学部出身者なので、水産の専門に関わることについては、全国大学の水産学科ご出身の方に譲りたいと思います。

＞③北大 水産学部から世間で言う キャリア官僚になることは可能でしょうか。

先述のとおり、水産庁の「キャリア技官」なら十分可能だと思われます。

＞④国家公務員一種に合格するべきでしょうか。(とても難関だったと思いますが...)

採用試験制度がかわり「国家公務員・総合職試験（水産区分）」を受験・最終合格の末、水産庁に官庁訪問され、採用される必要があります。

＞⑤もしそうだとしたら、北大 水産学部の学生は国家公務員一種に合格する事が出来るのでしょうか。 それは大学の勉強との両立は可能でしょうか。

技官は「専門性」が限定されるため、受験生の数・出身大学ともに「事務官」に比べてはるかに限定されることから、倍率もぐっと低く、４年間（院で２年間プラス）真面目に学業・研究に勤しまれるのであれば、旧帝大たる北大生レベルであれば悠々合格可能だと思われます。

無論、「水産区分」を受験されるという条件での両立は可能です。

＞⑥農林水産省は転勤族なのでしょうか。

はい、そうです。全国転勤になります。ことに国家総合職のお方々は幹部候補なので
全国各地にある（＊と申しましても限定的にはなりますが）水産庁の出先機関、他の府省庁や自治体への出向もあります。

また、キャリアなので、在外交渉・国際会議の出席のため、諸外国への一時的出張の機会も（国家一般職等ノンキャリアに較べると）多くなります。

＞⑦北大 水産学部出身者は官僚になった後、出世できるのでしょうか。

「キャリア事務官（＊大多数は東大法卒）」に較べると昇進速度は速くありませんし、昇格できるターミナルポストも限定的にはなりますが、ある程度の出世はほぼ約束されます。

＞⑧北海道の札幌、函館はどのような所なのでしょうか。(人柄、土地柄など...)

行って住んだことがないので、分かりませんが、大学時代の友人・先輩のうち北海道出身者（函館ラサール高、札幌南高、小樽潮陵高、滝川高など）を思い浮かべるに、みな一様に温厚であり、親切でもあり、鷹揚であり、開放的である・・という印象があります。

尤も、ご周知のとおり、気候では「冷帯～亜寒帯」に属するので、冬季の豪雪・超低温への十分な備えを強いられることにはなるでしょう。

そもそも、北海道全域は、明治維新以降に、全国各地から開拓のため移住してきた人々の子々孫々によって構成される地方ということもあって、地域的排他性や人間的なクセがないということのようです。