美容師の方に質問です。

Question

美容師の方に質問です。将来、美容師になってみたいなと最近思い始めました。

そこまで ｢私絶対美容師になる！！！｣ という気持ちでもないのですが、美容師っていいな。かっこいいな。と思い始めました。

そして、ちょっと美容師について調べたのですが、

･立ち仕事だから足や腰が疲れる

･手がボロボロになる

･はじめは給料が良くない

･自由な時間が少ない

などと書いてありました。

これらは本当でしょうか？

なにか違ったことや付け足すことがあれば教えていただきたいです。

あと、私の家は姉兄が多くあまり裕福ではありません。
どちらかというと貧乏なほうかも知れません。
お金がないとやはり、なれないでしょうか？

もちろん、今みたいな軽い気持ちではやりません。

ですが、美容師本人に聞きたかったので質問させていただきました。

美容師の方良かったら回答お願いします。

Answer 1

美容室経営者です。

一つ一つ回答いたします。

･立ち仕事だから足や腰が疲れる
暇な時間まで立ちっぱなしかどうかは職場の方針によって違います。料金の安いサロンの方が数をこなさないと採算が取れないので営業中が大変で、料金の高いサロンの方が数よりも技術力で勝負しなければならないので、営業中より練習が大変です。
ただ、常に冷暖房の効いた部屋で重いものを持つこともなく、危険な目にも合わない軽労働の職業なので楽といえば楽ですが、非常に神経を使う職業です。

･手がボロボロになる
サロンで使っているシャンプーの質にもよりますし、皮膚の強さは個人差があります。僕は３０年やっていて全く何ともありません。

･はじめは給料が良くない
良いとは言えないです。また、年数さえ重ねれば自動的に給料があがるわけではなく、実力勝負の人気商売です。
結局、いつまでも給料が上がらず食べていけない人もたくさんいますし、若くして頭角を現す人もいます。収入は個人差が大きいです。

･自由な時間が少ない
練習しなければ食べていけない職業ですので、少ないです。自由時間の多さが絶対条件の人にはお勧めできない職業です。

楽で収入を多く得たいなら向かない職業です。

人とのつながりや、人とのかかわりが好きな人なら向いている職業です。

コツコツと練習したり努力するのが苦手なら向かない職業です。

地味な練習が意外と楽しめる人なら向いている職業です。

美容のレッスンは、楽器をマスターする感覚に似ていると思います。
常に努力です。

キツさ、厳しさは、さほどでもありません。

学歴不問の美容の世界には、やる気のある人だけではなく、勉強もクラブ活動も嫌いで努力なんてしたことがない人もたくさん集まり、そして去っていきます。
そういう低レベルな人達が「キツイ、厳しい」と言っているだけで、そんな人は何をやっても「キツイ厳しい」と言います。

実際はたいしてキツくも厳しくもなく、
「非常に難しい」職業だと思います。

Answer 2

・立ち仕事だから、足腰が疲れる。
→腰痛は職業病のひとつですが、もちろん、ならない人もいます。
ただ、動いてる分、立ちっぱなしの販売員さんとかよりは、その部分ではマシかなと。

・手がボロボロになる。
個人差があります。
→昔より、薬剤は良くなっていますが、肌の弱い人は厳しいかもしれませんね。
手荒れで辞めることになる人はいます。

・はじめは給料がよくない。
→当たり前です。
美容学校出たばかりのアシスタントに出来る仕事など、限られています。見習いみたいなもんですから。
尚、勤続年数で給与は上がるものではなく、技術しだいです。お客様を取れない美容師の給料は上がりません。稼ぐ美容師は努力しています。

・自由な時間が少ない。
→私の勤めていた美容室は、毎週火曜日と第三水曜日が定休日でした。
それ以外の日に、冠婚葬祭以外で休んだことは、ほとんどありません。
また、練習は営業前後です。
例えば10:00〜20:00まで営業していたら、それ以外の時間に練習します。終電などザラです。
場合によっては、定休日に外部講習会に参加します。こういうものは、基本、自腹です。

美容学校に行くお金さえあれば、美容師にはなれますが、稼げるかどうかはあなたしだいです。