普通の人が出家して僧侶になることはありますが、 僧侶を辞めて、普通の人に戻ることもありますか。

Question

普通の人が出家して僧侶になることはありますが、
僧侶を辞めて、普通の人に戻ることもありますか。

Answer 1

簡単明確にいいますと

僧侶になること→出家
僧侶をやめ世俗にもどること→還俗
一般生活をしながら戒律をまもり仏の教えをまもること→在家出家

です。

個人的には、宗派にもよりますが死者もでるような厳しい修行を皆、積んでるので
辞めるのは勿体無いと考える僧侶が多いです。
還俗する人はまず修行を投げ出した時点でする人が多いように思えます
修行中は基本逃げれませんが、どうにかして逃げる人もいますし、僧侶は基本だけでも覚えることが多く逆に覚えが悪く修行僧を10年やってるひともいます。

Answer 2

ありますけど、自分の意思による還俗と強制的に還俗させられる二つのパターンがあります。

南伝仏教圏（主に東南アジア。中国仏教の影響の濃いベトナム以外。ベトナム南部のクメール系は南伝仏教）では、寺で修行することが通過儀礼になっていますので、出家修行者（僧）に成った人の99％が還俗します。

還俗後にまた機会を見て再度出家する人も居ます。

強制的還俗にもいくつかパターンがありますし、時代や地域によっても違うのですが、日本で最近有った事例だと、宗派の教義とは違う見解を公式に表明していた僧侶が破門（≒強制還俗処分）になったケースがあります。

タイで、政治運動をやり過ぎた宗派を率いる僧が強制還俗処分になったケースもあります。（サンティ・アソーク）

しかし、強制還俗された場合は、独自に僧侶生活を続ける人が多いですけどね。

タイの場合は、サンガ法に定められている以外の一般団体としての寺と宗派があり、強制還俗処分になった僧も、あいかわらず法衣（オリジナル）を着て僧の仕事をしています。

日本の破門になった僧侶もネットやメディアで活動してます。

現代日本では還俗する人は少ないです。
なぜなら、僧も戒律を守らないのが当たり前だし、俗人と変わらない生活をしているのですから、還俗してもしなくても一緒だからです。。。

還俗というのは、ケジメを付けるためにするんです。
還俗して、晴れて一般の人と同じように恋愛を楽しんだり、ちょっとビールを飲んだりできるわけなんですから。

Answer 3

一路居士、禅勝房、ダライ・ラマ六世。調べればもっといると思います。

Answer 4

昭和の名僧❓内山興正さんの後を継いだ法嗣､渡部耕法が還俗しています。
還俗してイタリアに家族と渡り又、いつの間にか坊主になっていますね？