解決済み
公認会計士を目指している高校3年男子です 僕は公認会計士になるために専門学校に行こうと思ってます 大学に通ってダブルスクールというのも考えたのですが下に2人妹と弟がいて家も裕福ではないのでダブルスクールするお金もありません でも今日学校で担任との面談で大学に通うことを勧められました 大学に通うことのメリット、デメリットはなんですか? また専門学校だけでも試験合格、就職は可能ですか?
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大学は一浪で商学部(東京六大学)に進学し、在学中からWスクールで旧公認会計士第二次試験を目指していた者です。 公認会計士を目指すというと通常、社会科学系の学部に進学することになると思いますが、メリットというのは特に感じませんでした。 強いて言えば、在学中の早い段階で会計士の夢を諦めた場合、新卒資格で就活できるくらいではないでしょうか。 また、公認会計士試験や新司法試験を目指す人のほとんどが特定有名大学の出身者で占有されているので、触発を受けたり、試験合格後の学閥的人脈に困らないといった程度のメリットに過ぎず、高卒で働く場合と比較した4年間の逸失利益を含め、何百万もかかるデメリットからすれば、割りに合わないと思います。 少なくとも現行の試験システムの上では、公認会計士試験は学歴不問で受けられますし、新司法試験も予備試験ルートなら法科大学院に行く必要はありませんので、メリットらしいメリットはないように思います。 次に、専門学校だけでも試験合格や就職は大丈夫かという点ですが、公認会計士試験で求められる専門知識のレベルは学部教育を遥かに通し越した水準にありますので、むしろ専門学校だけのほうがWスクールより余計な負担がない分通りやすいですし、士業はすべからくきっちり試験に受かることがミニマムにしてマキシマムな就職条件ですので、心配は無用だと思います。 また、公認会計士の場合、いったん実務に就けば体力勝負の側面が強く、さらに高度のコミュニケーション能力も求められるので、青白い顔して机にしがみついているタイプの偏差値バカはむしろ敬遠され、たとえなんとか監査法人に入れても干されてしまい、いわゆる事務勤になった末にリストラされるのがオチでしょう。 いずれにしても私が会計士2次試験の受験勉強をしていた頃と異なり、司法試験に並ぶプラチナ試験として、試験に受かりさえすれば人生バラ色、といった淡い幻想は通じない資格に既になってしまっているのが現況です。 税理士や社労士についてもそうですが、佐藤留美『資格を取ると貧乏になります』<新潮新書>などを読んでよく研究し、いまいちどリスクについて慎重に考え直されることをお勧めします。 政治家や医師などと同様、公認会計士などの士業も2世・3世の門地の者が多いですので、リスクを検討するに際しては、独立開業後まで見据えればベストです。 ご質問者さまの今後のご健勝をお祈りしています。
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