出版社の仕事は大変ですか？ 未経験ですがとても興味があります。月刊誌の編集部なのですが、とても好きなジャンルでして…

Question

出版社の仕事は大変ですか？

未経験ですがとても興味があります。月刊誌の編集部なのですが、とても好きなジャンルでして編集経験がなくても通用するのか少し心配です。いま転職を考えているのは100人程度の中規模な会社です。２０代後半で、出来ればこの業界で腰を据えて働いていきたいと考えているので、こういった業界の方に色々聞けたらと思って質問しました。
よく話やネットで聞くように、朝から終電までぎっちり仕事だったり泊まり込みというのは日常的な事なのでしょうか？妻が居るため極力夜は帰りたいので、締め切り間近だからなのか普段からそういった仕事環境なのか気になります。
あと、裁量労働制1日8時間と書かれていますが、時間以上に働いた分は残業代がきちんと支払われるような業界でしょうか？(今の仕事はサービス残業が当たり前という概念があり、早くでても遅く帰っても給料は変わらないので)

こういった業界に携わっている方のご回答お待ちしています。

Answer 1

編集プロダクションの編集兼ライター兼オペレーターですが、福利厚生が気になるようでしたらお勧めしない業界です。

「朝から終電までぎっちり仕事」「泊まり込みで仕事」というのは、編プロあるあると言われるくらい日常的です。忙しくない時は1日12時間勤務、忙しいときは1日20時間勤務と考えていただければ、想像しやすいかと。月刊誌の編集部だと、3号同時進行が基本です。作業の狭間になる数日くらいは、1日10時間勤務でいけるかも。

裁量労働制1日8時間というのは、残業代を出さないための経営者の苦肉の策です。サービス残業が当たり前というより、「残業代」という発想が存在しません。給与は残業代込みですので、いくら働こうがそこで打ち止めです。仕事ができる人間ほど、「頑張って仕事を速く終わらせる→余裕があると見なされる→仕事量を増やされる」という負のスパイラルに陥ります。

Answer 2

奥さんがいて、なおかつ前職がカタギの職業だったってんなら正直オススメはできない業種でござんすよ。何が悲しゅうてこんな斜陽産業に今更足を……。

雑誌ってのはいつどんな時に忙しくなるか分からんわけですよ。どこぞの企業が破綻したって情報が入ってきたら速攻で記事差し替えせにゃならんくなったり。どこぞの飲食店がなんぞトラブったらグルメ情報も変えにゃならん。テレビの番組編成が変わったってなったらテレビ記事も……。カメラマンが事故って写真間に合わねえだのライターがぶっ倒れて原稿納品前に病院担ぎ込まれただのデザイナーのマシンがクラッシュしただのいろんなトラブルも起きる。残業に休日出勤を重ねて対応に追われなんとか印刷所に頼み込んで間に合ったとしましょう。それで即売上が伸びるかって言ったらNOなんだ。なぜって情報の即時性はネットにかなわねえんだから。「情報の即時性だけじゃない魅力」を見いだしてもらおうとどこも頑張っちゃいるが、正直報われてるとは言いがたい。で、売上が伸びねえってことは、トラブル対応で多く働いたぶんのゼニはどこからも湧いて出てこねえってことですよ。

雑誌ってのは、朝昼晩いつドンパチが起きるか分からん戦場だと思ってくださいまし。敵サンが毎月決まった時刻に威嚇砲撃するだけなんて戦場はどこにも存在しない。ダンナを戦場に送ることについて奥さんはどう思ってるかもよく考える必要があると思いますよ。そりではグッドラック。

Answer 3

裁量労働制は違法な場合が多いですよ。実態とみなし時間がかけ離れ過ぎているのはダメです。

また編集はどうしとも長時間労働になりますから、体調を崩す可能性も高いです。

いずれの場合も仕事の記録をとると対処するのに役立ちます。記録を自分でとってください。

『しごとダイアリー2』
http://www.horinouchi-shuppan.com/#!004/c4x5
を使うのがよいと思います。
書くべきポイントがわかりやすく解説されていますから、解説どおりに書き込むだけで、誰でも証拠能力のある記録が作成できます。

こちらに請求実例が紹介されています。
http://blackbeitunion.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

Answer 4

業界は違いますが、裁量労働制で働いていたことがあります。仕事量が時間ではなくて物量で決まっていて、それを何時間で片付けようが、所定労働時間働いたものとみなすという制度です。裁量労働制１日８時間なら、「１日何時間働いても、８時間ぶん働いたことにする」という意味になります。

サービス残業がないだけでなく、残業という概念がないわけです。結果、早くでても遅く帰っても給料は変わりません。大概、１日10時間とか12時間とか働くことになります。