司書さんについて 図書館司書についての質問です 司書になるには資格は必要ですか？ その場合、司書教諭の資格でも…

Question

司書さんについて

図書館司書についての質問です
司書になるには資格は必要ですか？
その場合、司書教諭の資格でも司書になることは可能ですか？

なんか初歩的チックなこと聞いてごめんなさい・・・
回答お待ちしてます

Answer 1

（法的には）必要ではありませんが、
（実際には、公共図書館なら大抵）必要です。
国立国会図書館や国立大学図書館の試験には不要です。

司書教諭資格は司書資格とは無関係ですので、無意味です。
もし、「司書資格不要」の採用試験があれば、なれる可能性はあります。

現在では、「司書になる」こと自体が実現困難な夢となっています。

たとえば、公共図書館では全職員の７割がパートとか派遣の類です。母数には管理職や総務なども含むので、いわゆる司書だと８割以上がパート・派遣だと考えてください。

ですから、年単位とか、何年かで契約が切れるようなパート・派遣で良ければ、割と簡単です。

しかし、正規職員になるのは相当難しいです。確率的なことを言えば、「歌手になる」とか「スポーツ選手になる」より難しいです。本気で考えているのでしたら、最低でも国立大、できれば旧帝大くらいの一流大学に進学しましょう。

Answer 2

「司書」という言葉には、大きく分けて2つの意味があります。
1つは、一般的に使われる図書館で働く専門的職員という意味です。
1つは、図書館法で定められた図書館に置かれる専門的職員という意味です。

前者であれば、資格は無くても働けます。
例えば、国立国会図書館や国立大学法人などの採用試験を受け、合格し、採用されればOKです。

後者であれば、図書館法で定められた司書資格が必要になります。司書教諭の資格ではダメです。司書資格の取り方は文科省HPをどうぞ。
なお、図書館法では、図書館は「地方公共団体、日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人が設置するもの（学校に附属する図書館又は図書室を除く。）」とされています。地方自治体が司書職として採用する場合、必ず司書資格が必要になるので、もし希望するのなら資格は取っておいた方がよいです。

余談ですが、図書館には司書ばかりがいるわけではありません。
一般事務職で採用されて図書館に配属になる人もたくさんいます。その場合は司書ではありませんし、資格も要りません。
司書職の求人の多くが非正規雇用であるため、図書館で働きたい人の中には、この正規採用の事務職を目指す人もいますね。

参考：
司書について：文部科学省（http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/）