簿記2級についての質問です。 東京貿易は商品買付を委託された愛知工業に対して立て替えた買い付け代金50万円に買付手数料4…

Question

簿記2級についての質問です。 東京貿易は商品買付を委託された愛知工業に対して立て替えた買い付け代金50万円に買付手数料4万円を加算して買い付け計算書を作成し送付した。
回答 借 受託買付40000 貸 受取手数料40000 いったい立て替え金50万の分はどこに消えたのですか？立て替えた金を請求しないのですか？詳しい方よろしくお願いします。

Answer 1

受託買い付けは、相手の代わりに取引先と取引を
行って商品を購入するという役務の提供を行うことをいいます。

今回の問題では、愛知工業の代わりに東京貿易が
商品を購入しましたが、実際にこの購入した商品というのは
東京貿易が使用するのではなく、そのまま愛知工業に
流れます。また、東京貿易が立て替えた金額というのは
後々、愛知工業から支払われるわけですから、
結局、商品も持っている現金も±０なので仕訳が必要ありませんね。

もちろん、無料でやるわけではなく、仲介したことによる手数料を
受け取ることが東京貿易の目的です。
ですので、受取手数料のみが計上されることになります。

Answer 2

受託買付は他者からの依頼を受けて、手数料を得て商品を買い付ける（仕入れる）ことをいいます。
受託買付に関係して委託者（仕入を依頼した者）との間に生じる債権、債務は受託買付勘定という勘定科目を使って処理することになります。

〔商品の買付を依頼されて実際に商品を買い付けたときの仕訳〕
自社の仕入とは区別するために受託買付勘定の借方に仕訳します。
ちなみ買付代金は委託者から返してもらうことになるので借方の受託買付勘定は資産のイメージですね。（要は本来、委託者が支払うべきものを立て替えているということです。）

<仕訳>
借方）受託買付 500,000 貸方）現金など 500,000

〔買付計算書を送付したとき〕
買付計算書を送付したときはまだ買付代金と手数料を合わせた請求額が回収できていませんのでこの時点ではまだ受託買付勘定の貸方に仕訳することはできませんが買い付けたことにより手数料は発生するので受け取れるべき手数料の部分について

借方）受託買付 40,000 貸方）受取手数料 40,000

という仕訳をします。

後日、買付による請求額が回収できたときに

借方）現金など 540,000 貸方）受託買付 540,000

という仕訳をします。