解決済み
BLSの心マッサージに関する質問です。2010のガイドラインを受講し取得してきたスタッフからは、心拍動が再開しても有効な運動と認められない場合(不整脈や50以下の除脈など)は、有効な心拍動が再開するまで、または対象者の反応(拒否反応など)が出現するまで心マッサージを継続するようにと循環器Drより指導されたとのことですが、その場で対応したスタッフの中から拍動再開があれば、心マッサージは中断するべきなのではと意見が異なりました。(実際の心運動は50前後の不整脈で意識レベルは300だったのですが・・・) 拍動再開後の心マッサージはRonTの要因となり、心停止のリスクが記述されている文献があるようですが、救命処置の実施に当たる場面では、どういう判断をすればいいのでしょうか? ご教示よろしくお願いします。
402閲覧
循環器Drの指導は適切です。 明らかに心拍再開と判断できる反応(正常呼吸や目的ある仕草)が出現しない限り、CPRを中断してはなりません。 胸骨圧迫は静脈の拍動が触知されることがあるため、頸動脈での評価は不正確になり、胸骨圧迫の良否は圧迫の深さや速さで評価すべきである。 ・ 心拍再開と判断できる反応は有るが呼吸がない、又は不十分な呼吸であれば人工呼吸を約10回/分の割合で行いながら二次救命処置を行うチームが到着を待つ。 ・ 循環も呼吸も十分に回復した場合は、気道確保の状態で応援チームの到着を待つ。 ・ やむを得ず患者から離れる場合は回復体位としても良い。 心停止が疑われる傷病者の頸動脈の脈拍を迅速に評価するのは、医療従事者であっても困難または不正確なことがあります。 脈の触知にこだわって、心停止傷病者に対するCPRの開始が遅れることや無益なCPR中断があってはならない。すなわち、脈拍の有無が不明確な場合には、脈拍がないものとして胸骨圧迫を開始し、胸骨圧迫の中断時間を極力少なくするべきです。 実際には脈がある傷病者に(本来は不必要な)CPRを行ったための害は、脈拍がない傷病者にCPRを行わなかったための害よりはるかに少なく、自己心拍のある傷病者に対する胸骨圧迫でVFなどの至死的不整脈が誘発されたとの報告はありません。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
マッサージ(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る