解決済み
土木工事の積算方法について教えてください。今工事関係の仕事をしていまして、よく「積上げ」「歩掛り」「率」という言葉を聞きます。なんとなくは理解できているんですが、あいまいな部分もありまして・・・。すみませんが、例等でわかりやすく教えてください。ほんとうによろしくお願いします。
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総合建設会社勤務です。 「積上げ」「歩掛り」「率」・・・主に公共工事積算(見積)でつかわれますね。 まず、「歩掛り」ですが、ある作業(工種)を行う上で必要な人員や機器、材料など様々な条件ごとに規定したものです。例えば100m3の盛土を行うには一般世話役○人、特殊作業員○人、普通作業員○人、バックホウ○時間などとされているあれですね。 次に「積上げ」は、上記の歩掛りがない工種(結構あります)について他の歩掛りの中からそれぞれ一部分を抜き取って来て合体させたものというイメージです。また、物件/工種/発注者監督員によっては、労務も機械も思いっきり適当な積上げをされてしまうケースも珍しくありません。また、直接工事費ではなく各種経費の算定でも使われますが、これは言うまでもなく一定の率計算で算定される部分以外でさらに加算されるべき経費・・例えば共通仮設費の率分のほか、交通整理員○人・円がそれです。 最後に「率」ですが、これは前述の諸経費・・・共通仮設や現場管理費、一般管理費においては、直接工事費の範囲ごと、各種条件ごとに一定の率が規定されています。また、直接工事費や工期を代入すれば良いように算定式も公表されています。 以上、参考になるかどうかは分かりませんが、ネットで検索すればもっと詳しく調べられますので頑張ってください。。。
なるほど:3
「積み上げ」…工事費はざっくりいうと直接工事費とそれ意外になります。直接工事費は基本、「材料」「労務」「機械」の各々の金額を「積み上げ」て積算します。それでは「積み上げ」では無いものとは?これは、一般的には市場単価や材工単価と言われる物で、構造物取り壊しm3いくらとか、鉄筋組立tいくらみたいな物で、膨大なコスト調査から平均単価を算出した値です。つまり、その単価は「労務」「材料」「機械」が含まれていますが、それぞれ何がいくらなのかは分からない単価です。区画線とかは手間と材料セットみたいな物ですよね。 「歩掛かり」…コンクリート打設100m3当たりの手間金額の内訳みたいな物です。基本、積算基準書に書かれている物を標準歩掛かりと言って、コンクリート打設なら、100m3あたり土木一般世話役○人、普通作業員○人、ポンプ車○hとか決まっています(施工条件によってもちろん違いますが) 「率」ですが、各々の歩掛かりに諸雑費率という物が設定されています。本来であれば歩掛かりとは「労務」「材料」「機械」の積み上げですから、全ての単価を出して積み上げるべきですが、そんな事やってたら面倒臭いじゃんって訳で工事に必要なら細々した費用が率計算されています。例えば、型枠だったら型枠損料自体が率です。 「率」…には、直接工事費以外の部分を指す時にも使います。例えば、工事現場の除草は率でしょとか。作業員休憩所は率でしょとか。これは直接工事費以外に工事に関連して必要な費用に対して、共通仮説費、現場管理費、一般管理費にそれぞれ分かれて率計上(対象額×○%)されています。ここで、やっかいなのは、共通仮説費には「積み上げ」るものがあるって事です。例えば、安全費の誘導員や大きい機械の分組に要する費用。これは「率」ではなく積み上げです。
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