＊舞台雑誌の編集者さん＊

Question

＊舞台雑誌の編集者さん＊「演劇ブック」、「ミュージカル」、「シアターガイド」、
「BEST STAGE」、「LOOKatSTAR」など…

舞台雑誌の編集者さん・ライターさんになるには
どうすればいいのでしょうか？(´・ω・｀)

舞台雑誌で、公演の写真に添える
取材や感想？レポート？をかく人に
なりたいのですが、

どうすればなれるのでしょうか…？

Answer 1

フリーでライター兼編集をしている者です。

正直、いきなり現場に入るのは難しいかと思います。

例えば、週刊誌やコミック誌、ファッション誌などの一般誌に比べ、舞台・演劇を扱った雑誌は専門誌になるからです。

市場規模は当然専門誌のほうが小さく、ゆえに求人も経験者限定というケースが多いです。

というのも専門誌の場合、経費的な問題もあり、新人スタッフを育てる余力がないからです。

そういう現状を踏まえてアドバイスをするなら、まずどの雑誌でもいいので編集者になることを最優先の目標としてください。

編集者になるには大学に進学し、就職するのが一般的です。

ただし、中堅以下の出版社では新卒採用だけでなく、不定期に会社のウェブサイトで契約社員を募集しているケースがあります。

また、編集者ではなくライターでも構いません。その場合は出版社ではなく、編集プロダクション（編プロ）になります。

しかし、規模の大きな編プロを除き、募集しているところを見つけるのは大変です。

そのため、ネットで編プロを調べ、片っ端からメールで問い合わせる、という手段が意外と有効です。

私も編プロの経営者ですが、たまにこういう問い合わせはありますよ。

自分のやりたい分野を持っていることは大変いいことです。

だからこそ「何が何でも舞台雑誌」ということにこだわらず、最初は編集者またはライターとして経験を積んでください。

そのうえで業界経験者として、舞台雑誌の編集者なり、演劇ライターになればいいので。

専門誌の場合、どうしても視野が狭くなりがちのため、一般誌や総合誌、新聞などで仕事をしてきた方はその経験が必ず役に立ちます。

ライターの場合でも「演劇・舞台の記事は書けるけど、それ以外は……」の人、「幅広い分野の記事を書けるけど、得意なのは演劇・舞台」の人、プロのライターとして食べていけるのは後者です。

私もライターとして好きな分野、得意な分野はありますが、そうした仕事は全体の半分もあればいいほうです。

でも、ライターとして駆け出しの頃は好きな分野の記事を書く機会はゼロでした。

いろいろと企画を売り込んだりして、ある程度好きな分野の記事を書ける状況にしたわけです。

だから、現状にはそれなりには満足しています。

自分の経験を交えつつ、いろいろと偉そうに書いてしまいましたが参考になれば幸いです。