退職後の手続きについて

Question

退職後の手続きについて今の会社をやめて海外の語学学校に通おうと思っています。
（その後は現地での就職を探す予定で、エージェントなどから情報収集をしています。）

日本での家賃は高いため、有給消化中に先に日本のアパートを引き払いたいと考えています。
退職後に会社や国に対して取らなければいけない手続きにはどういったものがありますでしょうか。

補足

海外転出届を出せば住民税・国民健康保険は払う必要がないはずですが。
年金はカラ期間として手続きする予定です。

Answer 1

退職後にすべき手続きを順番に説明させていただきます。

１．雇用保険
会社によって異なりますが、通常、退職後１週間～1ヶ月以内に、以下雇用保険関係の書類が郵送されてきます。
一般的には、給与締め日の後が多いようですが、2～3週間程度経っても届かないようでしたら会社に確認してください。
①雇用保険証
②離職票（-1、-2）
→上記②はいわゆる失業保険をもらうための重要な書類です。
しかし、退職後すぐに海外留学等に行く場合は、失業給付をもらうことはできません。失業保険は元々、「労働の意思と能力」がある方が受給できます。したがって、「留学が決まっている」＝「働く気のない方」と断定され受給できないことになっています。
もらえる方法もあるのですが、不正受給に抵触しますのでここでは控えます。
※ただし、②離職票については、受給するしないに関わらず、将来的に必要になってくる場合もありますので、一応もらっておいて方が良いでしょう。

２．年金保険
厚生年金保険に加入していましたので（加入事業所であった場合）、明日からは国民年金保険にご自身で加入します。
※もし、奥様がいらっしゃれば、奥様も加入する必要があります。（独身だと思いますが？念のため：参考知識として）
・どこで（手続き先）
市町村役場の国民年金課
・必要なもの（持参するもの）
①年金手帳：あなたと奥様がいらっしゃれば奥様の分も（もし、会社預かりの場合は返してくれます）
②退職証明書か雇用保険離職票（とにかく、現会社を辞めた日がわかるもの）
→後日、雇用保険関係の書類と一緒に郵送されてくると思います。
③印鑑（認め印でＯＫです）

３．健康保険
２パターンあり、保険料が安い方に加入します。（１円でも安い方がいいですよね・・・・）
「国民健康保険」か「健康保険の任意継続」のどちらか？
まず「健康保険の任意継続」の保険料額は、最後の給与明細書を見て、その健康保険料額×2となります。
※詳細については、以下ホームページ「協会けんぽ」をご覧ください。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/11,0,45.html
任意継続での保険料がわかったら、市町村役場の国民健康保険課で「国民健康保険に加入する場合の保険料」を教えてください」と言えば、その場でＰＣで検索教えてくれます。
両方の保険料額がわかったところで、安い方の加入します。
■国民健康保険に加入する場合
・どこで（手続き先）
市町村役場の国民年金課
・必要なもの（持参するもの）
①退職証明書か雇用保険離職票（とにかく、現会社を辞めたとわかるもの）
②印鑑（認め印でＯＫです）
■健康保険の任意継続に加入する場合
・どこで（手続き先）
住所地の健康保険協会（先のホームページをご覧ください）
・必要なもの
①被保険者資格取得届など（書式は先のホームページでダウンロードが可能です）
※申請は郵送でできます。尚、加入できる期間は２年間です。
※現勤務先が健康保険協会加入事業ではない（健康保険組合など）はその保険者に確認します。
【参考】
海外留学中に病気等になったら
・海外療養費について
海外では日本の健康保険は使えません。
国民健康保険または協会けんぽ等の被保険者が海外渡航中に病気やケガで現地の医療機関を受診した場合に、国外で支払った医療費は帰国してから加入している健康保険に請求することのできる海外療養費という制度があります。
日本の健康保険に加入が前提になりますので、海外への転出届けをした場合は、資格喪失となりこの制度の利用はできません。
参考ＨＰ（協会けんぽ）
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,28875,76,445.html

４．市県民税
今年の５月頃、前年度分の所得額に基づき市県民税の納付書が郵送されてきます。４回分割払い（４期）でも一括払い（全納）、どちらかを選択してください。
※今まで、市県民税が給与から控除されている場合（特別徴収といいます）、原則的には退職月～５月分を退職時一括払いとなり、まとめて最後の給与から控除されます。そうでない場合、後日、市町村役場から納付書が届きますので、それに従って納めます。

５．源泉所得税
現勤務先から源泉徴収票が郵送されてきますので（来なかったら催促）、新しい勤務先で年末調整を行ってくれる場合は提出します。まあ、今回は海外で職を探されるとのことですので、届いたら一応保管しておきましょう。

Good luck!

補足への回答
ご質問内容を良く理解せず回答してしまい、大変申し訳ありませんでした。
※語学留学（＝短期：１年以内）をメインとして回答してしまいました。

仰られるとおり、「海外転居届」を出せば払う必要はなくなります。国民年金の方は、申請すれば「カラ期間」となります。
失礼しました。