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公務員試験の政治学などで登場する石田雄、パットナム、ハンチントン、ダルトンについて質問です。

公務員試験の政治学などで登場する石田雄、パットナム、ハンチントン、ダルトンについて質問です。どれもマイナーな学者ですが、それぞれの学者について公務員試験で抑えるとよい論点はありますか?

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    石田雄: ・第二次大戦前の日本の地域社会や組織においては同調性を重視する価値観が強くメンバー同士が同調することを強制する「斉一性の圧力」が働く。それが大政翼賛会などが力を持った原因とした。 ・日本の利益集団は与野党や保革のイデオロギーで系列化されており構成員の自発性に基づいて集団が形成されるのではなく既存集団を「丸抱え」するように形成される パットナム: ・イタリアでの実証研究から親分子分という実証的なタテ社会の強い南部に比べフィレンツェやミラノなどの北部では古くから商工業の発展に伴った水平的な人間関係が強く,そこでは民主主義的な意思決定が機能しやすいと指摘し,こうした政治文化を人間関係資本と呼んだ。 ・2レベルゲーム=国内政治と国際交渉の2つのゲームに注目し,対外交渉を分析する上で国際政治と国内政治との相関関係を論じた。 ハンチントン: ・主著『文明の衝突』 ・冷戦後の世界政治ではイデオロギーに変わり文明が衝突の要因となる,8つ(中東・日本・ヒンドゥー・イスラム・西欧・東方正教会・ラテンアメリカ・アフリカ)の文明の間で激しい衝突が起こる可能性を指摘。衝突を避けるためには西欧文明はそれ自体が普遍的なものではなく世界文明が多文明でなりったていることを理解しつつも西欧文明と同じ文化を持つ地域との連携を強化することで自らの文明を立て直し,必要なら他の文化との戦いも辞さない覚悟を持つべきと主張した(この考えはキリストとイスラムの対立を煽りかねないと指摘されている)。西欧文明との対立が危険視されているのはイスラム文明と中華文明。 ・適度の政治的無関心は民主主義が正常に機能するために必要。 ダルトン: ・イングルハートが指摘していた「言論の自由」や「政治参加」は20世紀末の先進諸国では当たり前となっており,今では「美しい自然」や「やりがいのある仕事」などを重視するさらに新しい価値観(超脱物質主義)を持つ若い世代が登場したと指摘。こうした価値観に基づく新しい政治活動をニューポリティクスと呼んだ。 こんなところですかね。

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